
「通話用ケータイ、安く持ちたい!」一番安いケータイ会社はどこ?
まえがき
UQ モバイル、楽天モバイル、LINEMO(ミニプラン)も
追加しました!(2021年9月17日)
“通話専用の携帯が欲しい”
“片手打ちがしたい”
“60歳以上の通話プランを調べたい”
今回の記事「通話用ケータイ、安く持ちたい」は2021年2月中旬に構想を練り、2021年2月26日に公開しました。
記事の構想段階では「通話用ケータイ」つまり「折りたたみ携帯」の通話に特化した携帯電話各社のプランの解説を意識して記事を書きましたが、記事公開から、約7ヶ月たった今ではスマホ用のプラン、通話オプションでも実に有用なものが増えてきたと思います。
そこで、今までの「通話用ケータイ」のプラン解説に加え、
・UQ モバイルの「くりこしプラン+5G」
・楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT Ⅵ」
・LINEMOの「ミニプラン」
スマホ専用のプランでありながら、通話料の節約もできる3つのプランについての解説箇所を追加しました。
この記事を読んで頂きたい方は次のように考えている方です。
- とにかく、通話だけでいい
- かけ放題は欲しい
(10分かけ放題や24時間かけ放題) - 10分以上の通話も、たまにする(役所)
- 格安SIMまで調べる気力はない
- しかし、楽天モバイルには興味がある
- 携帯電話の細かい機能は求めていない
- データ量、ギガはほとんどいらない
- 両親に渡したい(60歳以上)
- 家族割とかあるのなら、まとめたい
記事の第1~4章「通話用ケータイ」のパートでは、
- ドコモ
- au
- ソフトバンク
- ワイモバイル(スマホプランも解説)
この4社の通話専用携帯の
毎月のトータルランニングコスト
(「基本料金」+「かけ放題」+「本体価格」)
についてご説明していきます。
(携帯電話各社はこの通話専用携帯をホームページ上では「ケータイ」と表記していますので、本記事でも以下通話専用携帯を「ケータイ」と表記します)
また、本記事では
「家族間通話が無料になるのか?」
「かけ放題はどんな種類があるのか?」
といったように料金面を中心に具体的にご説明していきますので、各ケータイの機能や性能に関する説明は割愛させていただきました。
さらに、本体価格はWeb契約、店頭契約によって変わりますし、店舗での契約も、店舗によって割引されている場合もあります。
ですので、本体価格は「目安」として捉えておいて頂ければと思います。
各ケータイの機能や性能、本体価格については、各携帯電話会社の公式HPのリンクを貼っておきますので、適宜リンク先からご確認ください。
記事の第5~7章「スマホプラン」のパートでは、
- UQモバイル
- 楽天モバイル
- LINEMO
この3つのプランの
毎月のトータルランニングコスト
(「基本料金」+「かけ放題」)
についてご説明していきます。
スマホプランのパートでは、スマホ本体は既に持っており、「今あるスマホを活かして、通話料を安くしたい」という方に向けて記事を書きましたので、スマホの種類や本体価格の説明については割愛させて頂きました。
そして、最後の8章では契約者・利用者の方が60歳以上の方であれば、24時間国内通話かけ放題が割引されるau、ワイモバイル、UQ モバイルの3社のキャンペーンについて解説します。
※記事は2021年9月17日現在、得られた情報を元に書かれています。
※料金は全て税込となっています。
※ドコモとauに関しては、「2年契約」に加入した前提でご説明しています。2年契約をすると2年単位の継続利用となり、基本料金から毎月187円 (税込)割引きされた料金となります。
記事の図表や説明文でも、187円(税込)の割引がされた後の料金を表記しています
更新期間以外で解約をすると、契約解除料1,100円(税込)がかかります。
目次
ドコモの通話用ケータイプラン
ドコモの通話専用プランは、月額1,320円(税込)の「ケータイプラン」が基本料金(ベース)になり、これから新規でドコモのケータイを契約する方は全てこのプランを契約することになります。
この料金プランでは音声通話・100MB分のデータ通信・インターネット接続料(SPモード)がセットになった料金プランで、ドコモの場合「通話だけ」というプランは、「キッズケータイプラン」を除いて選べません。
この1,320円(税込)に
- 通話料(ショートメール含む)
- かけ放題などのオプション
- 本体代金の分割金(分割払い時)
が上乗せされていくイメージです。
では、通話料から見ていきましょう。
1.通話料は30秒/22円(税込)
国内通話30秒あたり22円(税込)かかります。ショートメール(以下SMS)の送信料は1回送信するごとに3.3円(税込)~です。(文字数により料金は変化)
ご自身又は、ご家族の方がドコモを契約しているケースもあるかと思いますが、その場合、新規で契約するケータイの電話番号と既存のファミリー割引グループの主回線とファミリー割引を組めば、「そのファミリー割引グループ間では、通話料は無料となります。
一つのファミリー割引に加入できる契約数は20契約までで、三親等以内の親族であれば、同居・別居問わず、ファミリー割引を組むことができます。
ただし、家族間であってもSMSは無料にはなりません。
2.かけ放題オプション
かけ放題オプションは、
月額770円(税込)で、1回あたり5分以内の国内通話を何回でもかけられる「5分通話無料オプション」と月額1,870円(税込)で24時間かけ放題の「かけ放題オプション」の2つです。
2つのオプション共に、海外での発信、SMS、0570などのナビダイヤルなど、無料通話対象外のものがありますので、注意が必要です。
この「無料通話対象外の発信先」はau、ソフトバンク、ワイモバイル、UQ モバイル、楽天モバイル、povo2.0にも当てはまりますので、是非とも頭の中に入れておいてください。
3.本体代金について
一般的に大手通信キャリアの折りたたみケータイは、本体価格30,000円前後のものがほとんどでした。
しかし、2021年6月に本体価格18,480円(税込)の折りたたみケータイKY-41B(京セラ製)がドコモから発売されました。カメラ機能、ワンセグ機能、おサイフケータイ機能などを省いているため、文字通り「通話に特化したケータイ」と言えるでしょう。
本記事では通話ケータイのプランや、オプションについては一般的なお話し、いわゆる「相場」のようなものについての解説を重視していますので、本体価格を含めた料金シミュレーションでは、このKY-41Bは扱いません。
ご興味がある方は、ドコモオンラインショップ公式サイトをご確認してみてください。
今回取り上げるドコモの機種は2019年7月に発売された富士通製の「allows(アローズ)ケータイ」です。
本体価格は31,680円(税込)です。
支払い回数は一括|12回|24回|36回(金利なし)
から選べます。
では、このallowsケータイの毎月の料金を
- 本体代金24回分割(月額1,320円税込)
- かけ放題なし|5分かけ放題|
24時間かけ放題
という条件を設定して見ていきましょう。
表の数字は全て税込で表記してあります。
本体代金を店頭一括支払いする場合は本体代金の1,320円(税込)を合計から引いてください。
ドコモの場合、通話用ケータイの本体代金を含めた月々のランニングコストは、月額2,000円~4,000円台(税込)になります。(本体代金は24回払いで設定)
その他
ケータイプランは「みんなドコモ割」の「カウント対象プラン」になります。
みんなドコモ割とは「ファミリー割引」内の契約数に応じて、それぞれの携帯料金から毎月割引がされるサービスです。
ファミリー割引内の「カウント対象プラン」の契約数が2契約の場合550円(税込)の割引、3契約の場合1,100円(税込)の割引が発生します。
しかし、今回ご説明しているケータイプランは、
ファミリー割引内の「カウント対象プランの契約数」には入りますが、「割引対象」の契約になりません。
上の図でいったら、「父」「母」「娘」のプランは、みんなドコモ割の「カウント対象プラン」です。
なので、ファミリー割引内の「カウント対象プラン」の契約数は「3」となるので、1つの契約に適用される割引額自体は1,100円となります。(税込)
しかし、父のケータイプランはみんなドコモ割の「割引対象外の料金プラン」なので、割引を受けられるのは母と娘の二人になるということです。
auの通話用ケータイプラン
auの通話専用プランは、4つあります。
①ケータイシンプルプラン
【月額1,320円(税込)】
ドコモの「ケータイプラン」の様に、
音声通話・100MB分のデータ通信容量
インターネット接続料(LTE NET)が
セットになったプラン
②ケータイカケホプラン
【月額3,278円(税込)】
国内通話24時間かけ放題つき
音声通話・1GB分のデータ通信容量
インターネット接続料(LTE NET)が
セットになったプラン
③VKプランS(N)
【月額1,097円(税込)】
無料通話1,100円分(最大27分) 含む
キャリアメールやネットを使うには
別途申込み、料金が必要
④VKプランM(N)
【月額1,782円(税込)】
無料通話2,600円分(最大65分)含む
キャリアメールやネットを使うには
別途申込、料金が必要
4つのプランがあり複雑そうに見えますが、
①②はプラン内にデータ通信容量
(インターネットやキャリアメール)が
含まれているプラン
③④は基本は通話のみで使い、データ通信に関係してくるものは「オプション」として、
付けたり外したりするもの、という認識で大丈夫です。この4つのプランは後から変更可能です。
このうち③④は、
「とにかく安くしたい」
「通話だけしかしない」
「1ヶ月に通話する時間は無料通話内におさえる」
と考えている方にしか向いていません。
というのも、③④のプランにして、キャリアメールを使おうとすると、別途月額330円(税込)のインターネット接続サービス「LTE NET」と月額550円~4,620円(税込)のデータ定額サービス「ダブル定額(ケータイ)」に申込をする必要があり、メールやインターネットを使ったら使った分だけ、料金が上がってしまうからです。
1.通話料は30秒/22円(税込)
ドコモと同じく国内通話30秒あたり22円(税込)かかります。SMS(auの場合はCメール)の送信料は1通送信するごとに3.3円(税込)~です。(文字数により料金は変化)
auにも家族間の割引である「家族割」があり、家族間通話は24時間通話無料になります。
同一家族割グループで組める契約は、10契約までで、ドコモの様に「三親等以内」という制限はありませんが、住所が違う場合などは「家族であることを証明するための書類(戸籍藤本など) 」が必要になります。
さらに、ドコモのファミリー割引と違う点はauの家族割の場合、家族間の国内通話無料に加えて、SMS(Cメール)も送信料が無料となります。
かけ放題オプション
かけ放題オプションは、
月額880円(税込)で、1回あたり5分以内の国内通話を何回でもかけられる「通話定額ライト2」と月額1,980円(税込)で24時間かけ放題の「通話定額2」の2つです。
auの場合、かけ放題オプションをつけることができるのは上でご説明した4つのプランのうち、①のケータイシンプルプランだけです。
そして、ケータイシンプルプランにつける意味がある、かけ放題オプションは5分以内かけ放題の「通話定額ライト2」だけです。
もしケータイシンプルプラン(月額1,320円税込)に24時間かけ放題の通話定額2(月額1,980円(税込))をつけると月額3,300円(税込)になってしまい、24時間かけ放題のサービスが最初から含まれている、ケータイカケホプラン(月額3,278円税込)より、料金が高くなってしまうからです。
「auで完全にかけ放題でケータイを持ちたい」
という方は、迷わずケータイカケホプランを選びましょう
海外での発信、SMS、0570などのナビダイヤルなど、無料通話対象外のものがあるという点では、ドコモと同じです。
3.本体代金について
2021年8月13日に発売した本体価格33,000円(税込)の京セラ製ケータイ「GRATINA KYF42」をこの記事では取り上げます。
本体価格は、33,000円(税込)です。
支払い回数は一括|24回|36回|48回(金利なし)
から選べます。
本体代金を含めたauのケータイの
毎月のランニングコストを5つのパターンで
ご説明します。
分割支払い回数はドコモと同じ24回払いにしています。
- ケータイシンプルプラン(かけ放題なし)
- ケータイシンプルプラン(5分かけ放題)
- ケータイカケホプラン(24時間かけ放題)
- VKプランS(N)(無料通話27分)
- VKプランM(N)(無料通話65分)
という条件を設定して見ていきましょう。
表の数字は全て税込で表記してあります。
本体代金を店頭一括支払いする場合は本体代金の1,375円(税込)を合計から引いてください。
auの場合、通話用ケータイの本体代金を含めた月々のランニングコストは、月額2,000円~4,000円台(税込)になります。(本体代金は24回払いで設定)
その他
ドコモの「みんなドコモ割」と同じ様にauにも「家族割」内の契約数に応じて、それぞれの携帯料金から毎月割引がされる「家族割プラス」という割引があります。
割引額は家族割の「カウント対象プラン」の契約が2契約の場合550円(税込)の割引、3契約の場合1,100円(税込)の割引、4契約の場合は2,222円(税込)の割引が発生します。
※「ピタットプラン5G」「ピタットプラン4G LTE」の様に段階制の料金プランの場合の割引額は2契約の場合550円(税込)の割引、3契約の場合1,100円(税込)の割引になり、4契約でも割引額は1,100円(税込)のままとなります。
しかしケータイシンプルプラン、ケータイカケホプラン、VKプランS(N)、VKプランM(N)の4つのプランは家族割の「カウント対象プランの契約数」には入りますが、「割引対象」の契約にはなりません。
上の図でいったら、「父」「母」「娘」のプランは
家族割プラスの「カウント対象プラン」です。
なので、家族割内の「カウント対象プラン」の契約数は「3」となるので、1つの契約に適用される割引額は1,100円(税込)となります。
しかし、父のケータイカケホプランと娘のケータイシンプルプランは家族割プラスの「割引対象外のプラン」なので、割引を受けられるのは、母だけになると言うことです。
auオンラインショップでの手続きはこちらのau公式サイトから
auの特徴・強み
2:03~再生されます。
ソフトバンク通話用ケータイプラン
今回の記事で扱うソフトバンクの通話専用プランは2つです。ソフトバンクは2019年10月以降、新規で契約する方に対しての「2年契約」は撤廃されたので、解約しても契約解除料は発生しません。
①ケータイ通話プラン
【月額1,078円(税込)】
通話機能のみ。このプランのままでは
メール・インターネットは利用不可
【ソフトバンク公式HP】
ケータイ通話プラン
②ケータイ100MBプラン
【月額1,408円(税込)】
通話機能と100MBのデータ通信容量込み
【ソフトバンク公式HP】
ケータイ100MBプラン
※厳密に言ったら、ソフトバンクのケータイ用のプランはこの2つのプランの他にも4つ選べます。
しかしそれらのプランは
・他社のケータイを使っている方が
ソフトバンクのケータイに乗り換える場合
・ソフトバンクのケータイを使っている方が
ソフトバンクのケータイに機種変更する場合
・ケータイ使用者を5歳以上15歳以下で、
ソフトバンクのケータイを新規で契約する場合
・ケータイでギガ単位のデータ通信容量の
使用を考えている場合
こういったケースに当てはまる方が選べるプランなので、「2台目として、新規でケータイを探している」方を対象にしている今回の記事では取り扱っていません。
1.通話料は30秒/22円(税込)
ドコモ、auと同じく国内通話は30秒あたり22円(税込)です。SMSの送信料は1通送信するごとに3.3円(税込)~です。(文字数により料金は変化)
auと同様、家族間の割引である「家族割引」があり、家族割引グループ内における家族間通話と家族間でのSMS送信は無料になります。
同一家族割引で組める契約は、10契約までです。ソフトバンクの「家族」の定義ですが、血縁/婚姻関係がなくても、同住所であれば、同居中の恋人やシェアハウスの仲間同士でも家族割引を組むことができます。
【ソフトバンク公式HP】
家族割引
2.かけ放題オプション
かけ放題オプションは、
月額880円(税込)で、1回あたり5分以内の国内通話を何回でもかけられる「準定額オプション+」と月額1,980円(税込)で24時間かけ放題の「定額オプション+」の2つです。
海外での発信、SMS、0570などのナビダイヤルなど、無料通話対象外のものがあるという点では、ドコモ、auと同じです。
3.本体代金について
ソフトバンクの通話用の代表機種は2020年3月に発売された京セラの「DIGNO(ディグノ)ケータイ3」です。
本体価格は、28,800円(税込)で、
支払い回数は一括|48回(金利なし)から選べます。
【ソフトバンク公式HP】
製品情報(ケータイ一覧)
本体代金を含めたソフトバンクのケータイの
毎月のランニングコストを6つのパターンでご説明します。
分割支払い回数は24回払いにします。
- ケータイ通話プラン(かけ放題なし)
- ケータイ通話プラン(5分かけ放題)
- ケータイ通話プラン(24時間かけ放題)
- ケータイ100MBプラン(かけ放題なし)
- ケータイ100MBプラン(5分かけ放題)
- ケータイ100MBプラン(24時間かけ放題)
という条件を設定して見ていきましょう。
表の数字は全て税込で表記してあります。
本体代金を店頭一括支払いする場合は本体代金の
600円(税込)を合計から引いてください。
ケータイ通話プラン
ケータイ100MBプラン
ソフトバンクの場合、通話用ケータイの本体代金を含めた月々のランニングコストは、月額1,000円~3,000円台(税込)になります。(本体代金は48回払いで設定)
ここまでドコモ、auと同じような方法で、本体代金を含めたランニングコストをご説明しました。
ただ、ソフトバンクの場合、「トクするサポート+」(無料)という制度を利用してケータイを契約することもできます。
これは、2つの特典から一つ選ぶ形になります。
一つ目は、本体代金を48回払いで契約した場合、25ヶ月目に新しい機種に機種変更して、今まで使っていたケータイをソフトバンクに返却することで、翌請求月以降の残りの機種代金が最大24回分の支払い不要になるという特典です。
そして二つ目は、今まで使っていたケータイをソフトバンクまで返却する部分は同じですが、新しい機種の購入はしない場合にPay Payボーナスを受け取る特典となります。
これらの特典を得るには、携帯本体を48回払いにして、契約することと、契約した携帯電話をソフトバンクに返却する必要があります。
スマホの場合は、この制度を利用して新しい機種、例えば新型のiPhoneに機種変更するケースもあります。
しかし、ケータイの場合は、元々の本体価格がスマホより安いということと、ケータイを契約すると数年は機種変更しないケースがほとんどなので、このトクするサポート+を利用する方は少ないようです。
【ソフトバンク公式HP】
トクするサポート+
その他
ドコモの「みんなドコモ割」と同じ様にソフトバンクにも「家族割引」内の契約数に応じて、それぞれの携帯料金から毎月割引がされる「新みんな家族割」という割引があります。
割引額はプランにより異なりますが、家族割引の「カウント対象プラン」の契約が2契約~4契約になると、各回線550円(税込)〜2,200円(税込)の割引が発生します。
しかし今回ケータイ通話用プランとしてご説明した「ケータイ通話プラン」「ケータイ100MBプラン」は両方とも家族割+の「割引対象」の契約にはなりません。
さらに、「ケータイ通話プラン」に関しては、家族割+の「カウント対象プラン」にもなりません。
上の図でいったら、「母」「娘」のプランは
家族割プラスの「カウント対象プラン」ですが、「父」のプランは「カウント対象プラン」ではありません。
なので、家族割内の「カウント対象プラン」の契約数は「2」となるので、1つの契約に適用される割引額は550円(税込)となります。
そして、父のケータイカケホプランと娘のケータイ通話プランは家族割プラスの「割引対象外のプラン」なので、割引を受けられるのは、母だけになると言うことです。
ソフトバンクの特徴・強み
3:13〜再生されます。
ワイモバイルの通話用ケータイプラン
ワイモバイルの場合、通話用にケータイを使う場合、通常は通話専用プランを契約することになると思います。
しかし、ワイモバイルもソフトバンク同様に、ケータイでもスマホ用のプランを選択することができ、使い方によってはスマホ用のプランの方が使い勝手がよいケースもあります。
ですので、ワイモバイルに関してはケータイ用プランと合わせて、1つの章でスマホ用のプランもご説明いたします。
ケータイ用プラン
ワイモバイルの通話専用プランは月額1,027円(税込)の「ケータイベーシックプランSS」一つになります。これは通話専用なので、キャリアメールやネットを利用する場合は、月額330円(税込)の「ベーシックパック」というオプションに加入するか、あるいはスマホ用のプランを契約する必要があります。
この料金プランは無料通話は含まれていませんが、ワイモバイル・ソフトバンクのスマホ・ケータイへの通話であれば、1時から21時までは無料となります。
ですので、1時から21時までの時間かつ、ワイモバイルやソフトバンク宛てにしか通話しないのであれば、このケータイベーシックプランSSで十分でしょう。
そして、この料金プランが格安SIMや楽天モバイルのRakuten UN-LIMIT Ⅵ、オンライン専門プランであるpovo2.0やLINEMO ミニプラン、自宅セット割などの割引を適用させたUQ モバイルを除けば今回ご紹介したプランの中で一番安いものとなります。
【ワイモバイル公式HP】
ケータイベーシックプランSS
1.通話料は30秒/22円(税込)
国内通話30秒あたり22円(税込)かかります。SMSの送信料は1回送信するごとに3.3円(税込)~です。(文字数により料金は変化)
ワイモバイルの場合も家族割引サービスがありますが、このケータイベーシックプランSSは家族割引の対象プランにはなりません。ですので、家族間通話でも、21時から1時の間であれば、30秒あたり22円(税込)かかりますし、SMSを家族宛てに送信した場合でも時間を問わず、送信料がかかってきます。
2.かけ放題オプション(ケータイ用プラン)
ケータイ用プランとスマホ用プランで対応しているかけ放題オプションは異なります。
ケータイ用プランであるケータイベーシックプランSSにつけることができるかけ放題オプションは、月額1,100円(税込)で国内通話24時間かけ放題の「スーパーだれとでも定額」ただ一つになります。
【ワイモバイル公式】
スーパー誰とでも定額
スマホ用プラン
通話用ケータイで契約できるスマホのプランは「シンプルS/M/L」と呼ばれるもので、通話機能とキャリアメールやネットなどのデータ通信が一緒になったプランです。
「S」「M」「L」のプランによって、含まれるデータ容量が異なっていますが、今回の記事では通話ケータイに関することを記事に書いているので、取り上げるプランは「シンプルS」のみにします。
「シンプルプランS/M/Lについて、詳しく知りたい方は、ワイモバイル最新料金プラン 知っておくべきメリット・デメリットをご覧ください。
シンプルSはデータ通信容量3GBが含まれたプランで、月額2,178円(税込)です。
無料通話がついていない点と、30秒あたりの通話料とSMSの料金についてはケータイベーシックプランSSと同じですが、ケータイベーシックプランSSと違って、1時から21時までワイモバイル・ソフトバンクへの通話無料というサービスは含まれていません。
ケータイ用プランであるケータイベーシックプランSSでも、月額330円(税込)のベーシックパックをつければ、ネットやキャリアメールが使えるので、一見すると、ケータイでシンプルSを選ぶ意味はないようにも見えます。
しかし、ベーシックパックをつけていて、ケータイからメールを送り過ぎたり(逆に受け取り過ぎたり)、ネットを見過ぎたりして、パケット通信を仮に2.5GB使ってしまうと、基本料金の他にパケット料金として4,950円(税込)が別途にかかってしまいます。
一方シンプルSの場合はキャリアメール、ネット利用で3GBまでデータ通信をしたとしても、データ通信速度の低速化が起こるだけで、余計な料金が発生することはありません。
ですので、「通話だけでなく、キャリアメール、ネットもある程度使いたい」という場合は、スマホ用のプランであるシンプルSを選択した方が安全です。
2.かけ放題オプション(スマホ用プラン)
スマホ用のプランであるシンプルSにつけることができるかけ放題オプションは、月額770円(税込)で1回あたり10分間の国内通話を何回でもかけられる「だれとでも定額」と月額1,870円(税込)で24時間かけ放題の「スーパー誰とでも定額(S)」の2つです。
海外での発信、SMS、0570などのナビダイヤルなど、無料通話対象外のものがあるという点は、「スーパー誰とでも定額」「誰とでも定額」「スーパー誰とでも定額(S)」3つとも、今までご説明してきたドコモ、au、ソフトバンクの時と同じです。
3.本体代金について
ワイモバイルの通話用の代表機種は2019年4月に発売された「AQUOS ケータイ3」です。(この機種より新しい通話用携帯である「DiGNO ケータイ3」は2021年9月17日現在ではワイモバイルのオンラインショップから消えていたため今回は扱っていません)
本体価格は28,800円(税込)です。
(2021年9月17日現在ワイモバイルのオンラインショップでは10,800円(税込)割引された価格が掲載されていますが、今回は割引前の本体価格で計算しています)
支払い回数は一括|24回|36回(金利なし)
から選べます。
【ワイモバイル公式HP】
製品情報
本体代金を含めたワイモバイルの
ケータイの毎月のランニングコストを5つのパターンでご説明します。
分割支払い回数は24回払いにします。
- ケータイベーシックプランSS
(かけ放題なし) - ケータイベーシックプランSS
(24時間かけ放題) - シンプルS(かけ放題なし)
- シンプルS(10分かけ放題)
- シンプルS(24時間放題)
という条件を設定して見ていきましょう。
表の数字は全て税込で表記してあります。
本体代金を店頭一括支払いする場合は本体代金の1,200円(税込)を合計から引いてください。
※ケータイベーシックプランSSにはベーシックパックやパケット料金を含めてはいません。
その他
ケータイ用プランであるケータイベーシックプランSSの方は、家族割引の対象になりませんが、スマホ用のシンプルプランは家族割引の対象になります。
ワイモバイルの家族割引はソフトバンクと違い家族割引対象の契約が家族割引のグループ内に2契約以上あれば、2契約以降の回線から毎月1,188円(税込)一律に割引されます。
つまり、シンプルSを契約し、さらに家族割引を組んだ契約は、(家族割引グループ内の2契約以降、かつケータイ本体代金を一括支払いすれば)月額990円(税込)でケータイを持つことができます。
上記の表を参考に、「家族割引を適用させたシンプルS」の表を作ってみると、次のようになります。
電波などの使用感はこちらの『1分で読める!使ってみたシリーズ』もあわせてご覧ください。
UQ モバイルのスマホプラン
UQ モバイルには、通話用ケータイも通話専用プランもありません。なのに何故、「通話用ケータイ」の記事で取り上げたのか?
その理由は、多彩な通話オプションにあります。
一般的に「かけ放題オプション」と聞くと
・5分かけ放題
・10分かけ放題
・24時間かけ放題
といったように、1回の通話で無料で通話ができる時間が決まっているオプションを思い浮かべる方が多いと思います。
10分で通話が終われば問題ありませんが、常にそうとは限りません。
電話をかけても、なかなか、担当者につながらず、時間だけが過ぎていく。。
例えばどういったところが思い浮かぶでしょうか?
代表的なものに「役所」が思い浮かびませんでしたか?
役所に電話したけど、予想よりも通話時間が伸びていき、通話料金ばかりが気になった、という経験をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
そんな時、重宝するのが、UQ モバイルの「通話パック(60分/月)です。
UQ モバイルの通話パック(60分/月)は月額550円(税込)で加入することができ、この通話オプションをつけていれば、1ヶ月に最大60分の国内通話無料で通話をすることができます。
UQ モバイルには、通話パック(60分/月)以外にも、国内通話10分かけ放題の「かけ放題(10分/回)」(月額770円(税込))、国内通話24時間かけ放題の「かけ放題(24時間いつでも)」(月額1,870円(税込))といった通話オプションもあり、バリエーションに富んでいます。
海外での発信、SMS、0570などのナビダイヤルなど、無料通話対象外のものがあるという点は、今までご説明してきたドコモ、au、ソフトバンク、ワイモバイルの時と同じです。
一番安い基本料金である、くりこしプラン+5Gに通話パック(60分/月)をつけた場合の月額料金は、
1,628円+550円=2,178円(税込)
スマホを別途用意する必要はありますが、このやり方であれば通話用ケータイよりも、安く通話を利用することができます。
UQ モバイルのくりこしプラン+5Gに関しては、【違いがわかる】UQモバイル「くりこしプラン+5G」とpovo新料金プランにもまとめていますので、ご興味のある方はこちらもご覧になってみてください。もっと安くする方法も載せていますので。
UQモバイルの特徴・強み
5:17〜再生されます。
楽天モバイルのスマホプラン
「通話をするだけ」
「ネットは全く使わない」
のであれば楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT Ⅵ」が一番料金が安いです。
まず、基本料金自体がデータを全く使わなければ0円、そして「Rakuten Link」というアプリを使って通話をすれば、国内通話も完全無料となります。
アプリからの通話になりますが、電話番号入力時に先頭に相手先の電話番号以外の番号を入れる必要はありません。
海外での発信、SMS、0570などのナビダイヤルなど、無料通話対象外のものがあるという点は、3つとも、今までご説明してきたドコモ、au、ソフトバンク、ワイモバイル、UQ モバイルの時と同じです。
もちろん、UQ モバイル同様、通話用ケータイプランも通話用ケータイもありませんので、別途スマホを用意する必要があります。
通話をするだけであれば、全く料金がかからない楽天モバイルですが、他の携帯電話会社に比べると電波がつながりにくいという弱点があります。
実際、筆者も東京23区内で楽天モバイルを利用していますが、特に建物の中や室内で圏外になることもあり、そうなると通話アプリのRakuten Linkも使えなくなってしまいます。
Wi-Fiを使ってRakuten Linkアプリを繋げば、ある程度、問題は解決するかもしれませんが、使用する場所によっては「クリアな通話品質」とは言えない可能性があります。
楽天モバイルの詳細や、筆者自身の楽天モバイル体験談の記事もありますので、よかったらこちらもチェックしてみてください。
【プロが解説】Rakuten UN-LIMIT Ⅵのメリット・デメリット
【携帯ショップ店長が教える】
楽天モバイルの特徴・強み
8:38~再生されます。
楽天モバイル『よくある質問13選』
楽天モバイルの電波の所感は?
2:06~再生されます。
5分かけ放題、990円のLINEMO
「楽天モバイルの電波はちょっと…」
そんな方には、ソフトバンクの「LINEMO ミニプラン」がおすすめです。
月額990円(税込)のミニプランは、
- データ量3GB
- 5分かけ放題(1年間)
が含まれたプランです。
国内通話5分かけ放題の「準通話定額」オプションは、本来であれば月額550円(税込)かかります。しかし、今はキャンペーンをやっているため、5分かけ放題のオプション料金は1年間無料です。
60歳以上の方おすすめプラン
2021年9月現在、今回取り上げた携帯電話会社のうち、明確に「60歳以上の方対象」のキャンペーンが確認できるのは
・au
・ワイモバイル
・UQ モバイル
の3社のみです。
ドコモ、ソフトバンクにも60歳以上の方を対象にしたキャンペーンに似たようなものはありますが、
条件に「(従来の)ケータイ電話からスマホに変更」というものがあるため、今回の記事では取り扱いをしていません。
au
画像引用元: au公式サイト
新カケホ割60
auの国内通話24時間かけ放題の「通話定額2」は月額1,980円(税込)かかりますが
①契約者もしくは利用者が60歳以上
②対象機種を利用中
③ピタットプラン 4G LTEを契約
④通話定額2を申し込む
⑤新カケホ割60を申し込む(auショップのみ)
この5つの条件を満たすと、毎月1,100円(税込)の割引を受けることができます。
「ピタットプラン 4G LTE」というプランを契約する必要があるので、利用する携帯はスマホになります。
(スマホの購入はauオンラインショップでも、auショップ(au取り扱い店)どちらでも大丈夫です)
新カケホ割60対象機種
GRATINA KYV48
BASIO4
BASIO3
AQUOS sense2 かんたん
Galaxy A21 シンプル
LG it
「ピタットプラン 4G LTE」とはデータ量を使ったら使った分だけ料金を支払う「段階制」の料金プランです。(以下の図は何も割引がない状態です)
ここで、
・ピタットプラン 4G LTE 1GB以下
・GRATINA KYV48(24回払い)
・通話定額2
・新カケホ割60
・家族割プラスなし
・割引は2年契約Nのみ適用
という設定で毎月の料金シミュレーションをしてみます。(2021年9月現在 )
5,074円(税込)。
ちなみに家族でauを使っている方が一人いる場合は、ここから550円(税込)割引、二人いる場合は、ここから1,100円(税込)割引が受けられます。
auのスマホの基本料金が決して安くないため、通話用ケータイの月額料金と比較すると、割高な印象を受けます。
では、残りのワイモバイルとUQ モバイルはどうなっているか見てみましょう。
ワイモバイル
画像引用元: ワイモバイル公式サイト
60歳以上通話ずーっと割引キャンペーン
ワイモバイルの国内通話24時間かけ放題(スマホ用)「スーパーだれとでも定額(S)」は月額1,870円(税込)かかりますが
①契約者もしくは利用者が60歳以上
②シンプルS/M/Lを契約
③スーパーだれとでも定額(S)を申し込む
この3つの条件を満たすと、毎月1,100円(税込)の割引を受けることができます。
ワイモバイル公式HP 60歳以上通話ずーっと割引キャンペーン
スマホ用のプラン、契約者又は利用者が60歳以上という点はauと同じですが、指定機種が無い点、スマホ用のプランが安い点でauより料金的に優位にたっています。
指定機種がないので、どこかでスマホを用意してワイモバイルのSIMだけ契約する形でも大丈夫です。
料金シミュレーションをしてみましょう。
(2021年9月現在 )
・シンプルS
・スーパーだれとでも定額(S)
・家族割引なし
2,948円(税込)。
ちなみに家族でワイモバイルを使っている方がいる場合は、ここから1,188円(税込)割引が受けられます。(ただし、ワイモバイルの家族割引では割引を受けられるのは片方の契約だけです)
家族でワイモバイルを使っている方がいれば、1,760円(税込)で24時間国内通話無料でスマホを使うことができるので、非常にコストパフォーマンスに優れていると言えるでしょう。
UQ モバイル
画像引用元:UQ モバイル公式サイト
60歳以上通話割
UQ モバイルの国内通話24時間かけ放題「かけ放題(24時間いつでも)」は月額1,870円(税込)かかりますが
①契約者もしくは利用者が60歳以上
②くりこしプラン+5Gを契約
③かけ放題(24時間いつでも)を申し込む
この3つの条件を満たすと、毎月1,100円(税込)の割引を受けることができます。
ほとんど、ワイモバイルと内容が同じですが、60歳以上通話割を申し込むと、通常毎月220円(税込)かかるメールアドレスサービスが無料になります。(ワイモバイルはもともと無料)
UQモバイルでも料金シミュレーションをしてみましょう。
(2021年9月現在 )
・くりこしプランS+5G
・かけ放題(24時間いつでも)
2,398円(税込)。
ワイモバイルよりもさらに安くなりました。UQ モバイルには家族割引の様なものはありませんが UQモバイル公式HP 自宅セット割を利用した場合、くりこしプランS+5Gなら、ここから638円(税込)割引が受けられます。
自宅セット割を活用すれば、ワイモバイル同様、1,760円(税込)で24時間国内通話無料でスマホを使うことができます。
お近くに弊社の店舗がありましたらお気軽にご相談ください!
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