
【携帯ショップ店員が1ヶ月使ってみた】楽天モバイル 電波のつながりやすさ
まえがき
“普通に使えるじゃん”
“だけど、たまに圏外になった!”
データ通信、通話使い放題。
携帯業界に革新的な料金プラン・サービスを打ち出した楽天モバイル。こちらの記事を読んで頂いている方で、楽天モバイルの契約を検討されている方もいらっしゃるでしょう。
あるいは既に楽天モバイルを利用されている方で、冒頭の様につぶやかれた経験をお持ちの方もいらっしゃると思います。
そこで今回は、この記事を読んで頂いている方に役立つ記事を書く為、携帯ショップの売場でスマホを販売している筆者自身がワイモバイルから楽天モバイルに乗り換え(MNP)をして、楽天モバイルを実際に使ってみました。
携帯ショップ店員が1ヶ月使ってみた!楽天モバイルのつながりやすさ
毎日使ったアプリは、Safari・Google Chromeなどのブラウザアプリ、LINE、YouTube、通話(Rakuten Linkを使用)、Twitterなどメジャーなものばかりです。
筆者の生活環境をざっとご説明すると
- 居住地の最寄駅は京王井の頭線の23区内の駅
- 通勤場所は渋谷と新宿
- 職種上、携帯通話は多くない(1日1~2回程度)
- 自宅のネット回線はSoftBank Air
- 休日は、近隣に買物に行くか自宅で過ごす
この様に、行動範囲のほとんどは東京23区内です。
記事の構成としては、楽天モバイルを検討されていて東京圏に在住されている向けに
- 実際のつながりやすさ、通信速度
- 圏外になる時
- 月間消費データ量(11月)
- 無料通話、通話品質
についてご説明していきます。
※本記事はあくまでも筆者自身の体験談で、楽天モバイルの公式発表ではありません。
※使用しているスマホはワイモバイルショップで契約し、SIMロック解除したiPhone SE2 64GBです。OSのバージョンはiOS 14です。
※本記事は、楽天モバイルの体験談の内容が書かれています。楽天モバイルの料金プラン、「Rakuten UN LIMIT Ⅵ」についてご興味がある方は、『Rakuten UN-LIMIT Ⅵ』の詳細/メリットとデメリットをご確認ください。
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目次
楽天モバイルの通信速度とつながりやすさ
今回、楽天モバイルの通信速度を測定したアプリは「スピードテスト SpeedTest Master」というアプリです。
このアプリを採用した理由は、App Storeで「スピードテスト」と検索をかけた時に一番上に表示され、レビューも高評価で、サブスクリプション式だったので、信頼性が高いと判断したためです。
スピードテスト-Speed Test Master
同じ場所、同じ時間帯で計測した回数は5回。
測定時間と場所は以下の通りです。
- 平日の13時台の渋谷スクランブル交差点
- 平日の16時台の渋谷クロスタワー30F
(このビルの30Fが弊社の本社オフィスです) - 平日の17時台の東京駅前
- 平日の21時台の筆者自宅内
- 土日の日中の筆者自宅内
- 土日の21時台の筆者自宅内
平日13時台の渋谷スクランブル交差点
下り(ダウンロード)速度
29.2|37.0|37.9|50.1|53.1(Mbps)
平均41.4Mbps
上り(アップロード)速度
46.4|49.3|51.0|52.6|52.7(Mbps)
平均50.4Mbps
平日の13時台の渋谷スクランブル交差点で5回計測した時の平均速度は、下り41.4Mbps、上り50.4Mbpsでした。
ここで「どれくらいの通信速度があれば、快適にスマホが使えるか?」ということに触れてみます。
一般的にスマホでストレスなく、動画視聴やインターネット閲覧をするために必要な通信速度は10Mbps以上と言われています。
今回の下り(ダウンロード)平均速度の41.4Mbps、上り(アップロード)平均速度の平均50.4Mbpsという通信速度下での、YouTube視聴やインターネット検索は全く問題はなく快適にスマホが使えました。
平日16時台の渋谷クロスタワー30階
下り(ダウンロード)速度
14.4|14.6|15.1|15.9|16.0(Mbps)
平均15.2Mbps
上り(アップロード)速度
16.8|18.4|21.5|30.6|33.7(Mbps)
平均24.2Mbps
渋谷クロスタワー30階には弊社の本社オフィスが入っており、高層ビル内での日中の時間帯も気になるところだと思いますが、平日の16時台の渋谷クロスタワーで5回計測した時の平均速度は、下り15.2Mbps、上り24.2Mbpsでした。この速度でもYouTubeの再生も問題ありませんでした。
平日17時台の東京駅丸の内中央口
下り(ダウンロード)速度
29.6|32.5|63.0|63.9|64.6(Mbps)
平均50.7Mbps
上り(アップロード)速度
49.2|50.0|51.6|52.6|55.0(Mbps)
平均51.6Mbps
オフィス街の方々が帰宅をし始める17時から18時台。この時間帯、このエリアでも帰宅時にYouTubeなどの動画をみたり、ゲームをしたりする方も多いかもしれません。
そうなるとこの地域一帯のスマホの「トラフィック」(通信データ量)も特に多くなりがちで、通信速度も低下しそうですが、予想に反して、スコアは良好でした。
5回計測した時の平均速度は、下り50.7Mbps、上り51.6Mbpsでした。YouTubeの再生は極めてサクサクでした。
平日21時台の筆者自宅(世田谷区)
下り(ダウンロード)速度
6.39|7.70|7.90|7.90|11.5(Mbps)
平均8.2Mbps
上り(アップロード)速度
0.96|1.36|1.80|2.10|4.53(Mbps)
平均2.1Mbps
筆者の自宅の最寄駅は京王井の頭線沿線上の世田谷区内にあります。
上記でご説明した通り、渋谷区、東京駅(千代田区)など東京23区内の都心部での「日中」「夕方」では楽天回線の通信速度は全く問題はありませんでしたが、平日21時台の自宅(都心ではない)では通信速度は著しく低下してしまいました。
5回の計測時の速度では、iPhoneでグーグル検索して、ニュースを閲覧する際もトップページの読み込みに5秒程かかりましたし、YouTubeの読み込みも非常に時間がかかる、といった具合です。
ちなみに、平日21時台以外で自宅で速度計測した曜日・時間帯のパターン及び平均速度は次の通りでした。
土日の21時台: 下り18.82Mbps/上り1.4Mbps
土日の日中: 下り13.6Mbps/上り2.81Mbps
たまに圏外になる時がある
筆者の行動エリアは東京23区内ですが、時間帯、場所問わず、ごくたまに圏外になる時がありました。(圏外のまま、数十秒そのままにしていたら自動的に回線は繋がりました)
楽天のHPで楽天回線エリアを調べることができます。しかし、例え自分が今いるエリアが楽天回線エリアだったとしても、圏外になる時が出てくるかもしれません。
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この記事を執筆、公開した時、筆者が契約していた楽天モバイルのプラン内容と現在の楽天モバイルのプラン内容は異なっています。
2022年5月現在のプランでは、月間利用データ量1GBまでは0円、3GBまでは1,078円(税込)、20 GBまでは2,178円(税込)、それ以上は無制限で3,278円(税込)といったように段階性のプランになっています。
そのため、2021年12月現在では、月間利用可能データ量が少ないプランを充実させている携帯電話会社も楽天モバイルのライバルとなっており、そのなかでもソフトバンクの「LINEMO」のミニプランは月間利用可能データ量3GBで990円(税込)というプランを打ち出しており、楽天モバイルとLINEMOは比較されるケースもあります。
画像は2021年11月30日に東京都世田谷区内で計測したLINEMOの通信のスピードテストです。
計測した場所は、今回の記事執筆のために計測した楽天モバイルほど広くないので今後、LINEMOに関しても、よりリサーチする必要もありますが、ソフトバンクの通信品質と同等であるLINEMOは安定した通信品質を保っているようです(ただしこの日の計測ではアップロード速度はあまりよくありませんでした)。
使用した月間データ量は?(11月)
楽天モバイルのプラン「データ使い放題」ですが、それは楽天回線エリアにおいて、スマホを使った場合です。
簡単にご説明すると、楽天モバイルが使えるエリアは、楽天モバイル独自の電波基地局を使った電波を拾った「楽天回線エリア」とauの電波基地局からの電波を借りる「パートナーエリア」に分かれています。
このパートナーエリアでスマホが繋がった場合はデータ通信容量は消費され、「パートナー回線エリアで」使用データが合計月間5GBに達すると低速化が起こります。
例え、今自分がいる場所が楽天モバイル回線エリア内でも、必ず楽天回線にスマホが接続されているとは限らず、自動的にパートナー回線エリアに繋がることがありますし、筆者の場合もそうでした。
記事を執筆したのは2020年12月ですが、2021年4月1日にKDDIの公式ホームページにて、楽天モバイル向けローミングサービス提供エリアを改めて調べてみました。
KDDI公式HP 楽天モバイル向けローミングサービス提供エリア
ホームページによると、筆者の生活圏ではパートナー回線はサービス提供を終了していますが、楽天モバイルの契約者が料金や通信量を調べることができる「my 楽天モバイル」というアプリで確認する限り、2021年4月現在でも実際にパートナー回線エリアの電波を受信しているようです。
図の右側の画像を見て頂くと、「パートナー回線高速データ 国内残り4.9GB」と書かれた部分に気づかれると思いますが、これは「国内で利用したパートナー回線エリアのデータ量は0.1GB」ということを意味しています。(画像は2021年4月8日に撮影した画像です)
ここでは実際に1ヶ月使ってみて、①楽天回線エリア、パートナー回線エリアで利用した合計データ通信量は何GBだったのか?そして、②パートナー回線エリア(使用できる通信量は月間5GB)で使用したデータ通信量は何GBだったのか?という事について書きました。
スマホのデータ通信を使って使用したアプリは、冒頭で記載しましたが、具体例を挙げると、
- Safari/Google Chromeなどのブラウザアプリ
- LINE、TwitterなどのSNSアプリ
- Googleスプレッドシート
- YouTubeなどの動画視聴アプリ
- LINEマンガなどの漫画アプリ
といったように、皆さんも日常生活で使われているものばかりだと思います。(これらのアプリ以外にもセキュリティアプリなどもバックグラウンドで稼働させています)
次に筆者の日常生活のスマホ使用シーンについては次の通りです。
自宅、社内、携帯ショップ店内にはWi-Fiがあるので、主に移動中以外はWi-Fiを使用。通勤時間は片道約30分、その間上記アプリを使用。休日はYouTubeでビデオクリップを流しっぱなしにしながら外出(4日程度)。テザリングは使用しない。
この様にして11月の楽天モバイルのモバイルデータ使用量を計測したところ、
11月使用データ総量は18.89GB
パートナーエリア回線使用量は1.1GB
(5GBー3.9GB=1.1GB)
という結果になりました。
前述した通り、圏外になった時もありましたが、「東京23区内でモバイルデータ通信を使用した時は、ほとんど楽天回線エリアだった。そのため、データ使用量が月間の上限に達し低速化になるようなことは無かった」ということが言えます。
あくまでも、11月の結果ですが、「生活圏が東京23区内」「自宅/社内ではWi-Fiがある」という筆者の状況では、楽天モバイルの「データ使い放題」は十分体感することができたと思います。
また、筆者の様な使い方をする方の一ヶ月間のデータ使用量は「約19GB」ということもお分かりになったと思います。
「50GBも要らない。毎月の携帯料金払いすぎていないのか?」といった様に日々の携帯料金の見直しの際の参考データとして使って頂ければ幸いです。
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楽天モバイルは本当に通話料は無料なのか?
楽天モバイルの「Rakuten Link」というアプリをスマホにインストールし、Rakuten Linkアプリから通話をすれば、国際通話など一部を除けば通話料金は無料です。
「通話アプリ」とありますが、格安SIM会社で提供されている通話アプリと違って発信する際、相手先の電話番号の先頭に何か番号をつけて発信する必要もありません。
実際に筆者もRakuten Linkを使用して通話をしましたが、Rakuten Linkから通話をしている限り、通話料金は全くかかりませんでした。
しかし、通話品質に関しては、やはりどうしても電波が弱い時もあるせいか、相手の声やこちらの声が途切れてしまう時もありました。
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楽天モバイル使用感のまとめ
■通信速度とつながりやすさ
- 23区都心部では問題ない
- 23区以外では通信速度が低下する時がある
- 圏外になる時がある
■データ使い放題なのか?
- 生活圏内が23区内であれば可能
- 自宅、オフィスにはWi-Fi環境があれば良い
■通話料は無料なのか?
- Rakuten Linkアプリ利用であれば無料
- 通話品質も問題ない
以上、携帯ショップで勤務する筆者自身の楽天モバイル使用感レビューについてまとめてみました。たまに圏外になるなど、不安を感じた時もありましたが、楽天モバイルのサービスには満足しています。
楽天モバイル 口コミ
楽天モバイルに変更しての使用感
(1年間無料キャンペーン時に加入)
✅今まで13000円かかっていたスマホ台(機種分割代込み)が0️⃣円になったので投資に回せる
✅通信速度もまぁまぁ
⚠️郊外では大手通信会社より通信速度が大幅に下がり使い物にならない⭕️行動範囲が都心部の人は変更超オススメ!
— ぶとし (@bububutoshi) October 27, 2021
楽天モバイル使用感レビュー
良い点
・シンプルなワンプラン
・ギガ使い放題
・端末代ポイント還元
悪い点
・店内でQRコードアプリ開けない
・つべ等で広告だけは流れる
・落胆モバイル
結論
メインで持つのはストレスの元
メインは他3社の低容量プランで
そのサブとしての運用が◎— しおん (@l_l_I_l_I_I_l) September 30, 2021
関連情報
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