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元店長が教える|povo(ポヴォ)のメリットとデメリット

元店長が教える|povo(ポヴォ)のメリットとデメリット

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2020年12月3日にNTTドコモが新たな料金プラン「ahamo(アハモ)」を発表。
同月22日にソフトバンクがオンライン専用のMNOブランド「LINEMO(ラインモ)」を発表。
楽天モバイルは「Rakuten UN-LIMIT VI」を出している。
さぁ、auはどうするんだ? と皆がKDDIの動向を伺う中、2021年3月23日から新しいオンライン専用のMNOブランド「povo」が契約スタートとなりました。

 

povoは当初20GBで2,728円(税込)というプランでスタートしましたが、2021年9月29日から「povo2.0」という新しい料金プランに生まれ変わりました。

生まれ変わったpovoは、いったいどんな内容なのか、povoの特徴をメリットとデメリット(注意点)に分けて解説していこうと思います。

 

※ この記事では2022年8月04日時点で発表されている情報を元に記載しています。

 
 

関連記事

 

povoで機種変更をする3つのやり方とメリット・デメリットを解説!

目次

povo 目次 ポボ ぽぼ ポヴォ au

povo(ポボ)のメリット(魅力)

基本料金0円+トッピングという新発想

今までの料金プランは「povo1.0」というネーミングで20GBで2,970円(税込)でした。
しかし新しいプラン「povo2.0」は、契約期間の縛り無しで、なんと基本料金0円という価格になりました。

 

そこに自分の使用方法に合わせて、「トッピング」という名の取り外し自由なオプションを、好きなタイミングで追加することで、通信量を増やしたり、通話をお得にできたりとカスタマイズすることができます。
このユニークで多様性があるプランは、他社には無い最大の特徴です。
以前楽天モバイルが1年間0円という驚きのキャンペーンを行っておりましたが、povoにはそのような期間も設けておりません。

 

しかし何もトッピングを申し込まなければ、永年0円で使用できるのかと言ったら、そうではなく注意点もあります。
この注意点に関しては、デメリットにてご説明いたします。

 

では、そもそも基本料金のみでできることは何なのかと言うと「通話」と「インターネット」ですが、通話に関しては電話をかけたらかけた分だけ、税込22円/30秒発生する従量制になります。
国内SMS(電話番号宛に送るメール)送信も税込3.3円/通(70文字)発生する従量制になります。
インターネットに関しては通常速度ではなく、いわゆる制限がかけられた時の速度と同じ送受信最大128kbpsとなります。
LINEなどで短めの文章を送るぐらいなら大丈夫かもしれませんが、動画やネットの開きはかなり時間がかかる速度となります。

 

続いてトッピングの内容を説明していきます。
トッピングは基本的に購入の後すぐに利用することができます。
※トッピングによって、購入後利用開始まで時間がかかるものもあるそうです。

 

トッピングは以下の「データ」「コンテンツ」「通話」「サポート」の4種類があります。

 

データトッピング(金額は税込表記)

▼この表は横スクロールできます

ギガ数 期間 値段 1ギガ単価
1GB 7日間 390円 390円
3GB 30日間 990円 330円
20GB 30日間 2,700円 135円
60GB 90日間 6,490円 108円
150GB 180日間 12,980円 87円
使い放題 24時間 330円 -


※ネットワークの混雑時や動画・クラウドゲームなどの利用時に通信速度を制限する場合があります。
 

特に一番最後の「使い放題」はahamoやLINEMOにはありません。
しかも、もともと基本料金プランにはテザリング機能がお申し込み不要で、追加料金なく利用することができます。 ですので、この「使い放題」をトッピングすれば、このテザリング機能も無制限で使えるようになります。

 

例えば仕事や学校がある日はあまり使用しないけれど、休みの日はたくさん使用したいと思った日や、今日はテザリングを使用することがあるという日などは330円(税込)/日で気軽に追加することができます。

 

テザリングの使い放題はインフラへの負荷が大きく、キャリアによっては対応が難しいとみられていましたが、そこにpovoが挑戦したのは注目といえます。 しかし「一定期間内に大量のデータ通信のご利用があった場合、混雑する時間帯の通信速度を制限します」との注釈があるにで、状況によっては速度が落ちてしまうこともあるそうです。

 

コンテンツトッピング(金額は税込表記)

▼この表は横スクロールできます

名前 期間 値段
DAZN (ダゾーン) 7日間 760円
smash (スマッシュ) 24時間 220円


 

「DAZN」は世界最高峰のあらゆるスポーツ観戦を見ることができる、スポーツ専門の動画配信サービスです。
「smash」はスマートフォンでの視聴に特化した短尺のバーティカルシアターアプリです。

 

この2つのコンテンツを単品で申し込むと、DAZNの場合は【月額料金:3,000円(税込) 年会費:27,000円(税込)※ 年会費分割払いだと2,600円/月(4,800円お得)】smashの場合は【月額料金:500円(税込)】です。
DAZNでこの試合だけ見たい、smashでこの映像だけ見たいといういうものがあっても、月額払うのは気が引けますが、トッピングだと期間は短いですが値段もその分安いので、気軽に申し込みができるのが嬉しいところです。

 

通話トッピング(金額は税込表記)

▼この表は横スクロールできます

名前 通話無料時間 期間 値段
5分以内通話かけ放題 5分 毎月自動更新 550円
通話かけ放題 24時間 毎月自動更新 1,650円


 

通話のトッピングの「5分以内通話かけ放題」は、1回5分以内の国内通話が対象です。
5分超過分につき、税込22円/30秒の通話料が別途かかります。

 

通話トッピングを何もつけない場合も、基本の通話代金の金額が22円(税込)/30秒なので、追加するかどうかは以下の数字を目安にしてください。

 

◉5分以内通話かけ放題
➡︎月平均12.5分以上電話をかける

◉通話かけ放題
➡︎月平均37.5分以上電話をかける

 

ただし、「通話かけ放題」に関しては、37.5分の通話の中で5分以内でおさまる電話がほとんどなのであれば、最初から「通話かけ放題」にするのではなく「5分以内通話かけ放題」で一度様子を見て、 通話代の合計が1,100円以上になるのであれば、そこで改めて「通話かけ放題」に変更してみると良いかもしれません。

 

通話無料と言っても、0570発信の番号やガイダンスで「この電話は30秒ごとに、〇〇円発生します」などのガイダンスが流れる一部の電話は、無料対象外の通話となるので気を付けてください。

 

サポートトッピング(金額は税込表記)

▼この表は横スクロールできます

名前 利用回数 期間 値段
スマホ故障サポート 年2回 毎月自動更新
※申し出がない場合
830円


 

このトッピングは、製品情報の登録をしたスマートフォン(iPhone・Androidスマートフォン)が故障、破損、水漏れ(紛失・盗難は対象外)などのトラブルに遭われた場合、端末交換を申し込むと、最短で当日中、原則お申し込み完了の翌日に(届け日・時間帯の指定も可能)交換用の端末(リフレッシュ品)を届けてくれるサービスです。

 

トッピング購入の翌月かつ製品情報の登録完了後から端末交換の申し込みは可能となり、自宅はもちろんのこと、コンビニ・宅配受け取りロッカーでも受け取れるとのことです。

 

◉交換用機種

iPhoneの場合
同一機種の新品同等品(用意できない場合は、別途povo側が指定する機種・色の交換用移動機が提供されます)
 

Androidスマートフォンの場合
【au/UQ mobileで販売していた端末】
同一機種の新品同等品(用意できない場合は、別途povo側が指定する機種・色の交換用移動機が提供されます)
 

【他社で購入した端末・SIMフリー端末】
KDDIが指定した以下の端末の中から新品同等品を選択します。
・4G端末:Galaxy S10、Xperia 1、AQUOS sense3 SHV45、Galaxy A20、Xperia 5(レッド)、GRATINA、BASIO4、URBANO V04
・5G端末:Pixel 5、Galaxy S20、Xperia 1Ⅱ、AQUOS sense5G SHG03、Galaxy A5
 

※2021年9月29日時点。在庫状況等により、機種の変更または色によっては取り扱いがない場合があります。

 

交換時には負担金額が発生します。

 

iPhoneの場合
税込12,900円/回

Androidスマートフォンの場合
税込5,500円/1回目、税込8,800円/2回目

 

他にも細かい注意事項などがあるので、以下の公式HPで詳細はご確認ください。

スマホ故障サポート
 

povo(ぽぼ) メリット スマホ故障サポート
 

povoのトッピングは専用のアプリから設定可能です。

今までは専用アプリ名は「povoトッピングアプリ」という名称でしたが、9月中にアップデートを行われ、名称も「povo1.0アプリ」となりました。

 

旧プランの方はこの「povo1.0アプリ」を利用します。
新プランのpovo2.0の方は「povo2.0アプリ」となります。

 

詳細はこちらのpovo1.0アプリの使い方をご確認ください。

 

「もらう」「さがす」「あたる」#ギガ活 

povo2.0では新たにさまざまなお店やサービスのご利用でギガ (データ) が貯まる、新しいギガチャージ活動「#ギガ活」というサービスがあります。

「#ギガ活」とは主に3種類あります。

 

  • 日常で利用する店舗でギガを「もらう」
  • 街中やバーチャルイベントなどに隠れているギガを「さがす」
  • 抽選などでギガが「あたる」

au PAYのお支払いでデータを「もらう」

キャンペーンページでエントリーのうえ、期間中に対象店舗で条件を満たすau PAYでのお支払いをすると、エントリーで登録したメールアドレスにデータがもらえるプロモコードを2週間前後送られてきます。そのプロモコードをpovo2.0アプリに入力すると、ギガを「もらう」ことができます。

 

▼この表は横スクロールできます

店舗・サービス(五十音順) 条件(税込) データ容量(有効期間)
ウェルシア 500円以上の購入 300MB(3日間)
すき家 500円以上の購入 300MB(3日間)
ドトールコーヒー
カフェ・エクセル
本と珈琲 梟書茶房
パンの田島
500円以上の購入 300MB(3日間)
はま寿司 500円以上の購入 300MB(3日間)
ビックエコー 500円以上の購入 300MB(3日間)
アート引越センター 20,000円以上の購入 20GB(30日間)
ベイシア 2,000円以上の購入 1GB(7日間)
丸亀製麺 500円以上の購入 300MB(3日間)
menu 500円以上の購入 300MB(3日間)
ローソン
ナチュラルローソン
ローソンストア100
500円以上の購入 300MB(3日間)
コナズ珈琲 500円以上の購入 300MB(3日間)
エクセルシオール カフェ 500円以上の購入 300MB(3日間)
餃子の王将 500円以上の購入 300MB(3日間)
サンドラッグ 500円以上の購入 300MB(3日間)
日高屋 500円以上の購入 300MB(3日間)
AOKI 7,000円以上の購入 3GB(30日間)
株式会社モンテローザの
各ブランド
2,000円以上の購入 1GB(7日間)
株式会社松屋フーズの
各ブランド
500円以上の購入 300MB(3日間)

その他のお店はこちら

 

お店やサービスの利用でデータを「もらう」

 

以下の対象店舗やサービスで一定額以上購入すると、データがもらえるプロモコードを記載したデータボーナスカードが渡されます。カードに記載のプロモコードをpovo2.0 アプリで入力すると、ギガを「もらう」ことができます。

▼この表は横スクロールできます

店舗・サービス(五十音順) 条件(税込) データ容量(有効期間)
BANANA STAND 500円以上の購入 300MB(3日間)
夢を語れ 札幌 900円以上の購入 300MB(3日間)
GALLEIDO サービスご利用者に対し
商品郵送毎に
プロモコードを同封
300MB(3日間)
エアスタ 月額会員に対し毎月
プロモコードお渡し
3GB(30日間)
坂田給油 2,000円以上の購入 1GB(7日間)
ぺンション駒城 7,000円以上の購入 3GB(30日間)

その他のお店はこちら
※各店舗やサービスでのカードの配布枚数には限りがあります。

 

他にも店舗やオンラインサービスなどと連携し、抽選などによりギガが「あたる」機会を提供したり、povoのブランドカラーである黄色いアイテムを「さがす」と、通常よりも多くのギガがもらえる「FIND povo」などがあります。
提供するお店が拡大していけば、トッピングを利用しなくてもギガ(データ)を節約できるようになるかもしれませんね。

povo(ぽぼ) ギガ活 メリット
 

MNO(移動体通信事業者)品質のネットワーク

まず始めに、MNOやらMVNOやらわけがわかりません。という方も多いと思います。

 

MNO ➡︎ 自社で回線網を有するdocomo、au、SoftBank、楽天モバイル
 
MVNO ➡︎ キャリアの回線を借りて格安SIMサービスを提供する事業者

 

「MVNOは速度が遅いって聞くけど、キャリアから回線を借りているなら、同じ速度ではないの?」 という風に思った方は、自動車と道路で例えて考えるとわかりやすいかもしれません。

 

MNOが3車線をユーザー(自動車)に提供しているのに対し、MVNOはMNOに借りた1車線しかユーザー(自動車)に提供できません。 そうなると、ユーザー(自動車)が混雑してきたとき、3車線を使ってうまく渋滞を緩和できるMNOに対し、MVNOの回線は1車線しかないために、どちらかというと渋滞しやすくなってしまうのです。 これが、MVNOが繋がりにくい、遅いと言われる理由です。

 
povo(ぽぼ) MNO MVNO メリット
 

前置きが長くなりましたが、povoは、auと同じネットワークやエリアを使用しているMNOなので、現在auが問題なく使えている人は、通信面の心配はいりません。
実際に2022年6月直近3か月に計測された通信速度の測定結果を計算した数字が以下の表になります。

povoのエリアと品質
 

▼この表は横スクロールできます

時間 平均ダウンロード速度 平均アップロード速度 平均Ping値
朝(5:00-8:59) 69.94Mbps 12.0Mbps 48.74ms
昼(12:00-12:59) 103.25Mbps 16.87Mbps 45.9ms
夕方(16:00-18:59) 117.46Mbps 18.12Mbps 47.61ms
夜(20:00-22:59) 75.77Mbps 13.25Mbps 56.1ms
深夜(0:00-4:59) 69.74Mbps 14.5Mbps 46.41ms


引用:みんなのネット回線速度

※ 通信速度は場所・時間帯・通信環境によって変動するため、あくまでも目安として考えてください。必ずしも実効速度を保証するものではありません。通信環境により結果が異なる場合がありますので、参考としてご活用ください。

※ Ping値とは ネット回線の品質を「レスポンスや応答速度」で表された数値です。数値が小さいほど通信環境が良いことを示します。

 

このように実際の通信速度を見ても、下り速度(ダウンロード速度)は夜の時間帯以外は70Mbps以上の安定した速度が保たれています。混雑による影響も受けにくいので、日中も夜の時間帯も快適に通信することが可能です。
ちなみに上り速度(アップロード速度)はメールを送信したり、SNSや動画を投稿する際の通信速度のことで、下り速度(ダウンロード速度)は逆にメールを受信したり、SNSや動画を閲覧したり、オンラインゲームをしたりする際の速度のことを言います。

 

また、今後使用の幅が広がるであろう5G回線は、2021年9月14日提供開始されました。
しかし利用できるのは 5G回線対応端末(iPhone13シリーズやPixel5やGalaxy Note20など)に限りますので、全てのスマートフォンが5G回線を使えるわけではないのでご自身の機種が5G対応か確認ください。

 

通信速度が速い

上記でpovoの通信品質には特に問題がないことを、説明させていただきましたが、同じくau回線であるUQ mobile、BIGLOBEモバイル、イオンモバイル、パートナー回線としてau回線を使用している楽天モバイルとpovoの通信速度を比較してみました。

 

▼この表は横スクロールできます

キャリア 平均ダウンロード速度 平均アップロード速度 平均Ping値
povo 78.77Mbps 14.86Mbps 49.91ms
UQ mobile 54.26Mbps 10.4Mbps 47.71ms
楽天モバイル 48.62Mbps 24.14Mbps 49.81ms
BIGLOBEモバイル 15.57Mbps 8.22Mbps 54.69ms
イオンモバイル 53.52Mbps 14.24Mbps 80.66ms


引用:みんなのネット回線速度

※ 通信速度は場所・時間帯・通信環境によって変動するため、あくまでも目安として考えてください。必ずしも実効速度を保証するものではありません。通信環境により結果が異なる場合がありますので、参考としてご活用ください。

※ Ping値とは ネット回線の品質を「レスポンスや応答速度」で表された数値です。数値が小さいほど通信環境が良いことを示します。

 

速度の目安ですが、一般的な用途でインターネットを快適に楽しむために必要な回線速度は「10Mbps〜30Mbps」といわれています。

 

【下り速度(ダウンロード速度)の目安】

  • メールやSNSのメッセージ受信・・・128Kbps〜1Mbps
  • WebサイトやSNSの閲覧・・・1Mbps〜10Mbps
  • 動画視聴(YouTubeなど)・・・3Mbps〜25Mbps
  • オンラインゲーム・・・30Mbps〜100Mbps

 

【上り速度(アップロード速度)の目安】

  • メールやSNSのメッセージ送信・・・1Mbps
  • SNSの写真投稿・・・3Mbps
  • SNSやYouTubeなどの動画投稿・・・10Mbps

 

この数値からも分かる通り、povoはauのサブブランドのUQ mobileや大手キャリアに仲間入りをした楽天モバイルよりも速度が速いことがわかります。
あくまでも平均なので、通信速度は場所・時間帯・通信環境によっては他のキャリアの方が速度が出る場合もあると思いますが、povoはエリアや品質だけではなく速度を重視している方にもおすすめできます。

 

手数料が一切発生しない

以下の手数料は一切発生しません。

 

  • 契約事務手数料 (povoを契約する際に発生する手数料)
  • 契約解除料 (povoを解約する際に発生する手数料)
  • au/UQ mobile/povo 3ブランド間の移行手数料
  • au/UQ mobile/povo 3ブランド間の契約解除料
  • au/povo間の新規事務手数料
  • UQ mobile、SIMパッケージ料金

 

auからpovo2.0プランに変更した月のauのご利用料金は日割で請求されます。
なお、auからpovo2.0プランに変更した月のau利用料金は、auスマートバリュー・家族割プラスが適用されていない割引前の金額で一旦請求されますが、au請求の他の料金からの減算等により、翌月以降に返金されます。

 

手数料といった手続きの際にかかる料金の請求がないのは、乗り換える際のハードルが下がるので乗り換えがしやすくなりますね。

 

その他のpovoメリット(出来ること)

その他でpovoに出来ることを羅列していきます。

 

  • かえトクプログラムの割賦残債は「povo」に変更しても継続利用可能。
  •  

  • auかんたん決済 (通信料合算) が利用可能。
  •  

  • 国際電話・国際SMS利用可能。
     海外での通話やデータ通信(国際ローミング)はサービスの提供を予定しているとのことで、開始時期は決まりしだい「povo2.0ウェブサイト」で案内されます。

 

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povo(ポボ)のデメリット(注意点)

全ての手続きやサポートがオンラインのみ

povoの契約やその後のサポートは、オンラインのみで完結となります。 店頭と電話は一切不可となるので、何かトラブルがあった際も全て対応はオンライン上のやりとりとなります。
オンライン対応が難しいと不安に思う方は、この点が一番腰が引けてしまう点かもしれません。

 

また、同じau回線のUQ mobile(UQモバイル)からの変更であっても、MNP(モバイルナンバーポータビリティー:電話番号を変更することなく乗り換えができる手続き)として契約をしなければなりません。 MNP予約番号を発行して変更するという、ただのプラン変更とは異なるやり方となります。
逆にauからの変更の場合は、MNP予約番号を取得すると手続きが出来なくなるので注意が必要です。もし取得してしまった方は、MNP予約番号のキャンセルが必要となります。

 

ネットリテラシーが高い方やオンラインサービスを日常的に利用している方は特に抵抗感なくできるかとは思いますが、ただの買い物とは違い、契約となるとこれで大丈夫なのかと不安になるかと思います。 そういう方は、auやUQ mobile(UQモバイル)での契約を検討するか、こういう分野に詳しい身内や友人を頼ってみてください。

povo(ポボ) デメリット オンラインのみ

オンライン契約に不安を持つ方は、こちらの記事も参考にしてください
スマホ オンライン契約のメリットデメリット
 

180日以上有料トッピングを購入しないと利用停止・契約解除になる

メリットの章で、povoは基本料金が0円というのが最大の特徴とお伝えしましたが、本当に何もしないでずっと0円で持ち続けることができるのかというと、そうではありません。
注意事項として公式のHPには以下のような文が記載されています。

 

180日間以上有料トッピングの購入等がない場合、利用停止、契約解除となることがあります。また別途所定の手数料等の費用がかかる場合があります

 

KDDIに確認をしたところ、これを防ぐには、180日以内に有料トッピングを購入するか、通話料とSMS送信料の合計額が660円を超える必要があります。
660円は通話時間に換算すると約15分です。半年で電話を15分以上かけることがない(電話はほとんど受けるばかりで自分からかけないという方)、ネットは全てWi-Fiという方は、利用停止や契約解除になってしまう可能性が出てきます。
ですので、少し面倒ですが、半年経ちそうになったら一番安いトッピングを申し込み、180日0円を回避し、0円で持てる期間をまた半年伸ばすようにするというサイクルで持つのが一番の節約方法かもしれません。

 

余ったデータは翌月に繰り越せない

povoは月額でのデータ通信契約ではなく、トッピングというデータオプションとして購入するものですので、全てに期限が設けられています。
例えば30日20GBのデータトッピングを申し込み、30日時点で15GBしか使用されていなかった場合でも、残り5GBは繰り越さずに消滅してしまいます。購入後の途中解約や日割返金もできませんので、余裕をもって多めに購入するよりは、少なめから試してみて、徐々に多めのトッピングに変更していく方が無駄がなくて良いです。
もし複数のデータトッピングを購入した場合は、有効期限が早いものを優先して消費されます。データの有効期限が延長されるわけではないので、気をつけましょう。

 

また、トッピングは自動更新されるわけではないので、都度期限が切れたら購入しなくてはなりません。
データの残容量が一定以下となった場合や有効期限前には、EメールやSMS等でお知らせがきます。

 

【お知らせタイミング】

  • 購入したデータ容量および、付与されたデータ容量の合計残容量が1GB・500MB・0MBの場合
  • 有効期限1日前の昼12時頃

 

急に通信が遅くなったということが無いように、povo公式からのEメールやSMS等でのお知らせは見落とさないようにしましょう。

 

家族の料金やネットの料金が高くなる可能性がある

auやUQ mobile(UQモバイル)のプランの方は、家族がいることで割引が入ったり、auのインターネット契約を携帯電話とセットで契約することで、料金が安くなったりする場合がありますが、povoはそれらの割引が一切ありません。
代表的なものでいいますと

 

auスマートバリュー

「auひかり」や「auスマートポート(コンセント接続の宅内無線LAN機器)」をセットで契約すると、家族みんなのスマホが最大月々1000円割引が入る。

家族割プラス

対象プランにご加入いただいている同居家族の人数に応じて、月々の料金が割り引かれる。

 

この2つの割引は入らなくなってしまいます。
以前のpovo1.0であれば、家族割プラスの割引は対象外でも、カウントの対象ではあったので、自分以外の家族の料金が変動することはありませんでした。
しかし、povo2.0ではそのカウントも対象外となってしまいました。

家計単位で安くなったとしても、月々の携帯代金は各自のお財布からという場合は、家族割引のグループから抜けることで料金が上がる人が出てきてしまう可能性もあるので、家族割から抜ける際は家族にあらかじめ報告しておいたほうがいいでしょう。

 

povo(ポボ) デメリット 家族割 auスマートバリュー
 

セット契約をしていたものの月額が高くなる可能性がある

現在auで「タブレットのデータシェアプラン」の利用をしている場合は解除になります。 シェアが出来なくなってしまうと、タブレットの値段が数千円上がってきてしまいます。
また、auではApple Watchが単体で通信できるようになる「ナンバーシェア」や、留守番電話の音声がファイルとして送られてくる「ビジュアルボイスメール」が契約できる一方で、UQ mobile(UQモバイル)同様に、povoもこれらのサービスが非対応になります。

 

これらのセット端末がどうなるかも考えた上で、povoに変更するかを判断した方が良いです。 スマートフォン代金を値下げしたとしても、他が上がってしまったり、日常的に使っているものが使えなくなってしまったりしては別の不便さを感じてしまうかもしれません。

povo(ポボ) デメリット タブレット iPad
 

サービス開始時点はSIMカードのみ契約の提供

サービス開始時点では、端末と一緒に契約することはできません。 SIMカードのみの契約となります。

 

povo2.0 対応端末一覧  
 

SIMに関しては「物理SIM」と「eSIM」のどちらかを選ぶことができます。
最新のiPhone 13のようにeSIM対応の機種であれば、オンラインでダウンロード可能なeSIMを契約すればいいですが、そうでない方はSIMカードの到着を待つ必要があります。

 

eSIMってなに?
 

また、もし今後端末を一緒に契約することができるようになった場合でも、UQ mobile(UQモバイル)のように「最新機種は取り扱えない」などの制限があるかもしれませんので、機種とプランは別々で考えていくという頭にスイッチした方が良いかもしれません。

 

端末も欲しいという方は別ルートで購入しなければなりません。
購入方法は3種類あります。

 

※ auで提供しているVoLTE対応のAndroid端末とiPhone8以降の端末のみpovoの動作確認が取れているので、その他の端末に関しては保証はされておりません。
もし実際に電波が立たない・動かないなどの動作不良があっても、自己責任になります。

 

  1. アップルストアでSIMフリーの端末を購入する
  2. キャリアショップで機種だけを購入する
  3. 中古業者から購入する

 

端末もpovo変更と同時に購入ができるようになった際、端末代金を48回で分割契約し、残りの支払い回数が24回以下の場合は、機種を変更する際に端末を回収すれば、キャリアが負担してくれるサービス(かえトクプログラム)が適用になるかどうかは、今のところ未定となっています。
しかし②での購入方法であれば、そのサービスは適用となるのでおススメです。

 

povo(ポボ) デメリット sim eSIM

 

その他のpovoデメリット(出来ないこと)

その他にpovoで出来ないことを羅列していきます。

 

  • 法人契約はできません。
  •  

  • 留守番電話サービスは利用できません。
  •  

  • スマイルハート割引は適用できません。
  •  

  • データ使用量のシェアができないため、Apple Watchでナンバーシェアをしている方は、移行前にナンバーシェアの解除手続きが必要です。
  •  

  • キャリアメールは引き継ぎできませんが、ドコモ・au・ソフトバンク・ワイモバイルは、回線契約を終了した後もメールアドレスを有料で利用することができるサービス「メールアドレス持ち運び」の提供をはじめたので、そのサービスを契約すれば、使用することができます。
  • ドコモメール持ち運び

    auメール持ち運び

    ソフトバンクメール持ち運び

    ワイモバイルメール持ち運び

 

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povo(ポボ)機種変更時の注意点(povo1.0からpovo2.0に変更する際の注意点)

従来のプランpovo1.0からpovo2.0に変更する際は、いくつかの注意点があります。

 

  • SIMの変更が必要となる
  • 「auかんたん決済」は利用できない
  • auの「家族割プラス」のカウント対象外となる
  • 各種サービスでのau契約者向けの特典は受けられない
  • データオプションを都度購入しないと速度が遅くなる
  • 支払い方法は引き継ぎできない
  • LINEの年齢認証サービスは対応できない
    (友達追加の際ID検索ができない)

 

同じpovo内のプラン変更であっても、再度SIMが変更になったり、支払い方法の設定のし直しなど面倒な点はあります。
また、同じ20GBであってもpovo1.0では2,728円(税込)でしたが、povo2.0だと2,700円(税込)と28円安くなる代わりに、期間が30日と決まっているので、毎月トッピングを購入しないといけない手間が発生します。
その手間が生じても臨機応変に変更できるプランの方が良い。上の注意事項も特に大丈夫という方は、変更しても良いと思います。

 

もしpovo2.0に変更した際に、毎月20GBを購入し続けようと考えているのであればオススメしません。
なぜなら、povo2.0では60GBであれば90日間で6,490円(税込)のデータトッピングがあるので、1ヶ月20GB計算すると2,163円になります。
毎月20GBのデータトッピングを購入し続けるのであれば、こちらの方がお得です。

 

さらに言えば、150GBであれば180日間で12,980円(税込)なので、1ヶ月25GBで2,163円になります。同じ金額でギガ数が多いので、金額的にはこのデータトッピングが1番お得ではありますが、半年間固定となると臨機応変に変更できるpovoの良さが活かしきれないような気はします。
povo2.0に移行後povo1.0に戻ることはできませんので、変更する際はよく考えて変更しましょう。

 

povo(ポヴォ)に変更した方が良い人とそうでない人

さて、ここまでpovoのメリットとデメリット(注意点)を説明してきましたが、
「結局私はpovoに買えた方がお得なの?」
という疑問が出てくると思いますので、povoに変更をした方が良い人とそうでない人を解説していきます。

 

以下の項目でどちらが多くチェックが入りますか?

 

変更をした方が良い人

□オンライン契約でも自分でなんとかできそう
□何かトラブルがあった際でも自分で解決できそう
□その日その月の使い方で通話やデータプランを変更できるようにしたい
□Wi-Fiでしか通信もせず、電話をかけることもしない
□変更をしても、セット端末やネットへの影響はそれほどなく、トータル金額が安くなる

 

変更をしない方が良い人

□契約はプロの人にやってもらいたい
□何かトラブルがあった際はお店に駆け込みたい
□月々のデータ使用量は無制限が良い
□契約後に都度データを購入したりするのが面倒くさい
□変更したことにより安くなった額以上にセット端末やネットが高くなり、トータル金額が変わらないか、高くなる

ポボ 適性チェック

月々のデータが3GB以下の方は、IIJmioであれば月々2GBで税込850円(2022年8月1日~2022年8月31日 月額440円割引×6ヵ月間のキャンペーンにより税込410円)ですので、そちらの値段の方が安いです。
 
データ容量無制限希望の場合は、auでは使い放題MAX 5G/4G、ソフトバンクではメリハリ無制限、ドコモでは5Gギガホプレミア、楽天モバイルではRakuten UN-LIMIT VIIがあるので、そちらの方が良いでしょう。

 

povo並みの通信品質で、電話もある程度はかけるという方は、ソフトバンクのオンライン専用料金ブランドの「LINEMO」がおすすめです。
LINEMOの「ミニプラン」であれば、3GB月額990円(税込)で契約から13カ月間5分以内の国内通話が無料になるからです。
13ヶ月で解約してしまっても解約代金等は発生しないので、LINEMOを13ヶ月契約してからpovoを契約することもできます。

 

【契約〜13ヶ月目】

▼この表は横スクロールできます

LINEMOミニプラン
契約〜13ヶ月目
通話オプション
なし
通話準定額
(5分かけ放題)
通話定額
(24時間かけ放題)
基本料金 990円 990円 990円
通話オプション - 550円 1,650円
割引 - -550円 -550円
月額合計 990円 990円 2,090円

 

【14ヶ月目〜】

▼この表は横スクロールできます

LINEMOミニプラン
14ヶ月目〜
通話オプション
なし
通話準定額
(5分かけ放題)
通話定額
(24時間かけ放題)
基本料金 990円 990円 990円
通話オプション - 550円 1,650円
月額合計 990円 1,540円 2,640円

 

LINEMOはソフトバンクのオンライン専用料金ブランドなので、povo同様電波品質はソフトバンクと同等です。
「料金と品質を両立させたい」という方には、LINEMOのミニプランがおすすめです。

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Q&A

 

では、ここからはpovo(ポヴォ)での細かいけれど、実際これはどうなるの? というようなものをQ&A方式で一気に記載していきます。

 

Q.未成年は契約できますか?

povo2.0からは13歳以上契約可能です。
ただし、その場合申し込みには親権者の同意が必要です。
ご契約者が未成年の場合、支払いは家族のクレジットカードを利用することができます。

 

Q.利用者が未成年の場合、フィルタリングサービスは利用できますか?

申し込み時にご登録の利用者様が未成年の場合、「未成年WEBフィルター」は自動で適用されます。
但し、利用者様が成人になっても自動で解除されないので、成人した場合は「povo2.0アプリ」より自身で解約する必要があります。

 

<povo2.0アプリでの解除方法>
1.アプリホーム画面左上にある人の形のアイコンをタップ
2.[契約管理]をタップ 
3.[設定]をタップ
4.[未成年WEBフィルター]をオフにする

 
「あんしんフィルター for au」は、povo2.0プラン申し込み時に、登録の利用者が未成年の場合、申込み完了後に登録の親権者のEメールに設定方法が送付されるので設定すれば利用できます。
設定方法についてはこちらを確認ください。
 

Q.手続きに必要なものはなんですか?

新規契約と他社/UQ mobileからの変更の場合は以下の3点が必要になります。

❶ 利用者の本人確認書類
・運転免許証(公安委員会発行のもの※国際免許証を除く)
・マイナンバーカード(個人番号カード)
・在留カード
いずれかひとつ

❷ 支払い用のクレジットカード
・VISA
・MasterCard
・JCB
・American Express
・Diners Club

❸ SIMフリーまたはSIMロックを解除した端末

auからの変更やpovo1.0からの変更、その他の細かい詳細は以下の公式HPからご確認ください。
手続きに必要なもの詳細公式HP

 

Q.支払い方法は何ですか?

クレジットカードのみです。
povo1.0からpovo2.0に変更する場合、現在の支払い方法に関わらず引き継ぎされないため、新たに【契約者ご本人様名義】のクレジットカードのご登録が必要となります。

 

Q.LINEの年齢認証サービスは対応してますか?

povo1.0だと対応していますがpovo2.0では対応不可です。

 

Q.故障紛失サポート/故障紛失サポートwith AppleCare Servicesは継続できますか?

povo1.0だとauから移行される場合、継続できますが、povo2.0では継続不可です。

 

Q.APNの設定は必要ですか?

iPhone(iOS14.5以降)、Androidの一部端末では自動設定されます。
それ以外の端末は自身で設定する必要があります。

 

以上が現時点で公表されているpovo(ポヴォ)の特徴となります。

2021年から総務省の兼ね合いで、KDDIだけではなくドコモやソフトバンクや楽天モバイルでも新しいプランやサービスがスタートします。
最新の情報をキャッチし、自分に合うプランを見つけ、快適なモバイルライフを送っていきましょう。
他社のプランの詳細記事もありますので、参考にしてみてください。

 

お近くに弊社の店舗がありましたらLINEMOの事もお気軽にご相談ください!

povo相談店舗povo相談可能店舗リスト

 

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