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【2023年1月現在 実質無料も可能】楽天モバイルのメリットとデメリット

【2023年1月現在 実質無料も可能】楽天モバイルのメリットとデメリット

※当サイトはアフィリエイトプログラムに参加しています。記事内でご紹介しているサービス・商品を申し込まれると、
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まえがき

“3GBまで1,078円”
“どれだけ使っても3,278円(税込)”

 

以前の楽天モバイルの「Rakuten UN LIMIT Ⅵ」の「1GBまで0円」はなくなり、新プランの登場には否定的な意見もありました。

 

事実、楽天モバイルに対するTwitterのツイートを見てみると、

※Rakuten UN LIMIT Ⅵ契約者の方で、2022年10月末まで、月額データ利用量が1GB以下の場合は月額料金が実質無料になります。

Rakuten UN LIMIT Ⅶへの自動移行へのお知らせ

 

利用データ量を1GBまでに抑えて「0円運用」していた方には、新料金プランのサービス開始を機に解約したり、他社に乗り換えたりする方もいるようです。

 

一方、「データ専用」回線として楽天モバイルを使っている方は、そのサービスに満足されているようです。

 

このように「合う人」「合わない人」がはっきり分かれる楽天モバイルですが、この記事では、7月1日から始まったRakuten UN LIMIT Ⅶの料金プランについて解説し、メリット・デメリットもお伝えしていこうと思います。

 

※価格、料金は全て税込表記です。

 

楽天モバイルのキャンペーン情報

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    (Androidで登録時)
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    楽天モバイルiPhoneアップグレードプログラム

     

    楽天モバイル公式ページ バナー

     

    ※楽天モバイルのキャンペーンについては、
    【まとめ&条件】楽天モバイル 主要キャンペーンにて解説しています。是非ともご覧ください。

    楽天モバイルRakuten UN LIMIT Ⅶの概要

    段階制のプラン

    楽天モバイルのRakuten UN LIMIT Ⅶは、その月に利用したデータ量によって、月額料金が決まります。

     

    楽天モバイルアンリミット 7 料金プラン

     

    3GBまで1,078円(税込)

    20GBまで2,178円(税込)

    20GB超過後は3,278円(税込)

     

    楽天回線エリアとパートナー回線エリア

    楽天モバイルは、「データ無制限で使える」とCM等でアピールされていますが、データ無制限で使えるのは、楽天モバイルの基地局エリア内である「楽天回線エリア」の電波を利用した場合のみです。

     

    楽天回線エリア以外のエリアは「パートナー回線エリア」と呼ばれますが、このエリアで使えるデータ量は月に5GBまでと決まっており、これを超えるとパートナー回線エリア内での通信速度は最大1Mbpsまで低下します。

     

    なお、上図の段階制プランでカウントされるデータ量は、楽天回線エリア、パートナー回線エリア、双方のエリアでの合計値です(例えば楽天回線エリアで2GB、パートナー回線エリアで4GBのデータ量をその月で使っていた場合、合計利用データ量は6GBになるので、月額料金は2,178円(税込)になります)。

     

    ご自身が住んでいるエリアが楽天回線かどうかは、楽天モバイル公式HP 通信・エリアにて、確認することができますが、公式ホームページ通りにならないのが現実です。<

     

    楽天回線エリア、パートナー回線エリアについては、「楽天モバイルのメリット・デメリット」に非常に大きく関係してきますので、本記事デメリット① 電波が不安定の項にて詳しく解説します。

     

    通話料金

    プランの基本料金とは別に、通話をすると30秒あたり22円(税込)が加算されます。

     

    楽天モバイルを使っていて、国内の通話料金が無料になるのはRakuten Linkという楽天モバイル公式の無料アプリから、通話をかけた場合です。

     

    Rakuten Linkについても、メリットと捉える方、デメリットと捉える方、分かれるサービスです。
    それぞれ、メリット⑤ 国内通話無料デメリット② Rakuten Linkが微妙にて解説しています。

     

    楽天モバイルのメリット

    まずは、ネットやTwitter等でみられたものから楽天モバイルのメリットを以下の9つにまとめてみました。

    実質0円で使える方!

    楽天市場では、「Rakuten UN-LIMIT VII」契約者向け特典があり、最低条件で計算すると楽天市場(楽天経済圏)で税抜き5,500円、11,000円、17,500円毎月買い物される方は実質0円で維持可能です。

    楽天市場(楽天経済圏)で税抜き17,500円〜30,000円楽天市場(楽天経済圏)で買い物されるヘビーユーザーの方はプラスにもなります!

    楽天モバイルSPU 2022年11月から3倍バナー楽天モバイルSPU 2022年11月〜達成条件
    出典:楽天モバイル

     

    楽天市場での
    毎月の買い物額
    ダイヤモンド会員
    以外
    実質無料
    使用GBライン
    5,500円
    (税抜き)
    1,100ポイント 3GBまで
    1,078円(税込)
    11,000円
    (税抜き)
    2,200ポイント 3GBまで
    1,078円(税込)
    17,500円
    (税抜き)
    3,300ポイント 20GB超過
    3,278円(税込)
    30,000円
    (税抜き)
    6,000ポイント
    ※ポイント上限
    +2,722円相当お得

    筆者は楽天市場(楽天経済圏)ヘビーユーザーなので、プラスになっています。
    楽天市場 楽天ポイント履歴筆者の楽天ポイント履歴。※11月利用分からは①が2倍(タイヤモンド会員は3倍)になり、②がなくなります。

    楽天モバイル New iPhone トク得乗り換えキャンペーンバナー
    【キャンペーン期間】
    WEB:2022年12月8日(木)9:00~終了日未定
    ショップ:2022年12月8日(木)開店~終了日未定
    楽天モバイル公式キャンペーンページ

     

    わかりやすい料金プラン

    楽天モバイルを契約する場合、プランを選ぶ必要はありません。Rakuten UN LIMIT Ⅶただひとつだけです。

    楽天モバイル Rakuten UN-LIMITⅦ 3段階料金表

     

    データ無制限3,278円

    20GB以上データ量を使った月でも、月額料金は3,278円(税込)で収まります(画像は2021年9月時点の筆者の「my 楽天モバイル」のスクリーンショットです)。

    my楽天モバイルアプリ 楽天アンリミット 利用料金9月実例

    添付画像は3,285円(税込)となっていますが、これは SMS送信1通の3円、ユニバーサルサービス料の3円、電話リレーサービスの1円が含まれています。

     

     

    この方は、すごいですね。月のデータ利用量が200GBを超えています。

     

    ちなみに、ドコモ、au、ソフトバンクの無制限プランだと月額料金は以下のようになります(全て税込)。

    ドコモ 5Gギガホプレミア
    7,315円

    au使い放題MAX 5G
    7,238円

    ソフトバンクメリハリ無制限
    7,238円

     

    テザリングも無制限

    上記のドコモ、au、ソフトバンクの無制限プランのうち、auとソフトバンクの無制限プランは、テザリング利用時などにおいてはデータ容量の上限が30GBまでとなってしまいます(auは別のプランを契約するとデータ利用の上限は変わります)。

     

    楽天モバイルはテザリングも無制限で使えます。テザリング利用のためのオプション料金も不要です。

     

    楽天モバイル公式ホームページ
    https://network.mobile.rakuten.co.jp/service/tethering/

     

    国内通話無料

    通常の電話アプリから通話をすると、30秒あたり22円(税込)がかかりますが、「Rakuten Link」という楽天モバイル公式の無料アプリを使えば国内通話は無料でかけ放題です。

     

    アプリを利用しての通話になりますが、発着信時に特別な操作は不要で、普通の電話アプリのように使えます。

     

    楽天リンク

    電話番号が「0570」から始まる「ナビダイヤル」など一部の電話番号は無料通話の対象外ですが、Rakuten Linkを使えば国内通話24時間かけ放題も0円なので、時間を気にしながら通話する必要もなくなります。

    楽天モバイル公式HP Rakuten Link

     

    有料の通話オプションなしで通話料が無料になるのは夢のような話ですが、デメリットもあります。デメリットに関しては、この記事のデメリット② Rakuten Linkが微妙も是非目を通してみてください。

     

    Rakuten Linkそのもの(仕組み)については、別記事国内通話料無料 楽天モバイルの「Rakuten Linkアプリ」とは?にて詳しく解説しています。

     

    iPhoneの実質負担額が安め

    ここでの実質負担額とは、他社からのりかえで契約した時の

    ・端末返却に伴う分割金免除
    ・ポイント還元(楽天ポイント)

    を意味します。他社からのりかえた場合の、ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルのiPhone 13 256GBの本体価格と実質負担額の例を見てみましょう。

     

    ▼この表は横スクロールできます

    本体価格 割引
    または
    還元ポイント
    分割金免除 実質負担額
    ドコモ 125,136円 -22,000円 -62,040円 41,096円
    au 128,970円 -22,000円 -59,280円 47,690円
    ソフトバンク 129,600円 -21,600円 -54,000円 54,000円
    楽天モバイル 108,180円 24,000円
    楽天ポイント還元
    -54,108円 30,072円
    楽天ポイント
    還元分反映

     

    こちらの図表は2022年7月1日時点の情報をもとに作成したものです。

     

    図表の「分割金免除」とはiPhone 13を分割払いで契約し、一定期間(23ヶ月など)利用した後、使っているiPhone 13を各通信キャリアに返却した際に、残りの本体代金の分割金の支払いが免除されることを意味しています。

     

    楽天モバイルの場合は
    「楽天モバイルiPhoneアップグレードプログラム」
    といいます。

     

    楽天モバイルの場合、元々の本体価格が他の大手3社よりも、2万円近く低く設定されていますが、これは、Apple Storeの本体価格よりも24,000円程度安くなっています(2022年7月1日時点)。

     

    さらに「初めて」のりかえをし、iPhone 13 256GBを48分割払いで契約すると、楽天ポイントが24,000ポイントが返ってくるキャンペーンも適用されます。

     

    分割金免除を受けるためには、25ヶ月目以降にiPhoneを返却する必要がありますが、2年周期で新しいiPhoneに変える方にとっては、楽天モバイルのiPhoneキャンペーンは大変お得かもしれません。

     

    楽天モバイルのiPhoneを契約する際、「楽天モバイル公式サイト」あるいは楽天市場内の「楽天モバイル公式 楽天市場店」の2つが考えられます。

     

    この2つの違いについては、楽天モバイル公式 vs 楽天市場 「iPhone購入、どちらがお得?」にて解説していますので、よろしければこちらもお読みになってみてください。

     

    楽天ポイントが貯まる@楽天経済圏

    楽天カード、楽天銀行、楽天トラベルなど、楽天のサービスを利用している方もいると思いますが、スマホを楽天モバイルにすると、楽天市場での還元ポイントがさらにアップします。

    1.楽天モバイル利用で+1倍
    ※1倍=税抜き1,000円で100ポイント(100円相当)付与

    2.楽天モバイルキャリア決済利用で+0.5倍

    3.楽天回線利用でさらに+1倍

    4.ダイヤモンド会員ならさらに+1倍

    SPUで+11.5倍 合計で最大+16倍

    ●ヘビーユーザーだとザクザク貯まる!

    例えば1ヶ月に20GB以上のデータを利用した場合、基本料金は税抜きで2,980円になるので、楽天モバイルへの支払い分だけで29ポイントの楽天ポイントが獲得できます。

    楽天モバイル公式HP
    楽天モバイルの利用代金につく楽天ポイント

     

    ●楽天市場のポイント倍率アップ!

    さらに、「楽天ひかり」「楽天カード(通常分/利用分)」など他のSPUと組み合わせることにより、楽天市場での買い物が最大16倍に達します(ただし、還元されるポイントには上限が決まっています)。

    楽天市場公式HP SPU
     

    楽天市場公式HP SPU ポイント倍率表

    上図は2021年10月の段階の筆者のSPU(スーパーポイントアッププログラム)の状態です。SPUはその月によって変動するものですが、楽天モバイルのみならず、楽天のサービス(楽天カード、楽天ひかりなど)を利用していれば利用しているほど、SPUの倍率は上昇し、楽天市場での買い物時のポイント還元率がアップしていきます。

     

    こちらの方のように、楽天のサービスをフル活用すると「ちりつも」でポイントが貯まるようですね。

     

     

    \iPhone本体代最大24回支払い不要/
    楽天モバイルiPhoneアップグレードプログラム

    楽天iPhone13 24回無料出典:楽天モバイル

     

    新規事務手数料も無料

    さらに、基本料金だけでなく、

    ・新規契約事務手数料
    ・SIMカード発行手数料
    ・SIMカード再発行手数料

    などの手続きに関する手数料も全て無料です。他の通信会社同様、解約に伴う契約解除料(解約金)や番号そのままで楽天モバイルから他社へのりかえる際の番号以降手数料(MNP手数料)も無料です。

    0円 無料イメージ

    楽天モバイル ZERO宣言

     

    以上、ここまでは世間一般に言われている楽天モバイルのメリットを7つ挙げてみました。

     

    楽天モバイルのデメリット

    この章では、逆に楽天モバイルのデメリットについて4つ取り上げていきます。

    電波が不安定

    「楽天モバイル 口コミ」や「楽天モバイル デメリット」とネットで検索をかけたり、Twitterで楽天モバイルに関するツイートを調べていると、決まって「電波」に関する書き込みや記事を目にされるかと思います。

     

    筆者の場合も、2020年10月から楽天モバイルを契約していますが(申し込み当初は、「Rakuten UN-LIMIT Ⅴ」その後「Rakuten UN-LIMIT Ⅵ」に変更)、ある時期は圏外になったり、ある時期は繋がりが良くなったりとまちまちでした。

     

    ちなみに2022年7月1日現在、この1~2ヶ月間は電波状態は良好で、スマホを使っている時に「あ、圏外だ」といったような状況に陥ることは一度もありません。

     

    筆者の生活環境をお伝えすると、住居は京王井の頭線の東京23区内、勤務先は東京都渋谷区であり、楽天モバイルのホームページ上では楽天回線エリアにいます。

     

    しかし、いったい何故、楽天モバイルはこのように時期によって電波の繋がりに差がでてくるのでしょうか?

     

    原因はいくつか考えられますが、「楽天モバイルに割り当てられている電波の周波数帯」に根本的な問題があるとされています。

     


    楽天モバイル デメリット
    02:06〜実際に使っている所感として、楽天モバイルの電波は?

     

    楽天モバイル公式ページ

     

    ●プラチナバンドが無い楽天モバイル

    携帯電話に利用される電波の周波数は総務省からドコモなどの「通信キャリア」へ定期的に割り当てられます。

     

    周波数とは、電波の振動数(波)を表すもので、日本国内では3kHz〜300GHzの範囲で様々な通信(無線・ラジオ・FM放送など)を行うために電波は利用されています。

    携帯電話 周波数

    画像引用元:NTTドコモ公式サイト

     

    低い周波数ほど、伝送できる情報量は少なくなりますが、直進性が弱く、障害物にあたっても反射されにくい性質を持つため、障害物を周り混んだり、障害物を通り抜けたりすることができます。

     

    つまり、低い周波数帯の電波ほど、広範囲なエリアをカバーすることができ、少ない基地局数でサービス展開することができます。

     

    携帯電話に使われる電波の中でも「700MHz~900MHz」の周波数帯は広範囲なエリアに電波が広がる「プラチナバンド」と呼ばれ、ドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクの大手通信キャリア間ではこの「プラチナバンドをめぐる争奪戦」が繰り広げられてきました。

    ドコモ KDDI ソフトバンク 楽天モバイル 4キャリアの周波数

    画像引用元:総務省 楽天モバイル株式会社提出資料(5ページ目)

    こちらの図は2021年4月に楽天モバイルが総務省に提出した資料から抜粋したものになりますが、楽天モバイルにだけ、プラチナバンドが割り当てられていないことにお気づきになるかと思います。

     

    また、割り当てられている周波数帯の数が多ければ多いほど、安定した通信網を構築することができますが、楽天モバイルに割り当てられている周波数の種類はドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクよりも少ないということも図から読み取れます。

     

    割り当てられている電波の周波数帯が決まっている状況を踏まえ、楽天モバイルにとっては自社の基地局の数を増やすことも重要な戦略となっています。

    ●楽天モバイルが選んだのはKDDI

    楽天モバイル自前の基地局が足りない間、それを補うために楽天モバイルはKDDI(au)をパートナーとして締結し、KDDIの基地局、電波を借りてサービス展開するようになりました。

     

    このKDDIの基地局から発せられる電波を利用して、楽天モバイルがサービス展開しているエリアを「パートナー回線エリア」と呼びます。

     

    通常、例えばドコモを契約した場合、スマホで通話をしたり、インターネットをしたりする時のスマホはドコモの基地局から発信された電波を受信する、ということはイメージできるかと思います。

     

    ドコモ(ahamo)だけでなく、au(povo)、ソフトバンク(LINEMO)、ワイモバイル、UQ モバイルも同じように、自社の設備のみを使ってサービス展開をしています。

     

    しかし、「第四のキャリア」と呼ばれる楽天モバイルはそうではありません。

     

    2018年、総務省から携帯電話事業への参入を認められた楽天モバイルは、携帯電話の電波を発信・受信する基地局の設置を急ピッチで進めてきました。

     

    しかし、基地局を全国展開するには、長い年月がかかります。楽天モバイルが基地局を設置していないエリアでも、携帯電話がつながるようにするためには他の携帯電話事業者が設置した基地局を借りる(ローミングする)しかありません。

    Rakuten UN-LIMIT Ⅶ 基地局増設

    そこで、楽天モバイルはKDDIをパートナーとして選び、KDDIの基地局を借りてサービス展開してきたのです。

     

    一方、楽天モバイルが自前で設置した基地局を介して、スマホとの電波のやりとりをするエリアが「楽天回線エリア」と呼ばれています。

     

    ●パートナー回線エリアは縮小傾向に

    パートナー回線エリアはKDDIの設備を「借りて」、楽天モバイルのサービス展開をしているエリアなので、借りるためのお金、いわゆる「ローミング費用」がかかってしまうことが楽天モバイルにとって難点です。

     

    (少し資料は古いですが)2019年の「IT media」さんの楽天MNOからKDDIに1GB500円のローミング料金――早急な全国ネットワーク展開なければ莫大な赤字発生かの記事にも書かれていますが、楽天モバイルがKDDIからローミングする際は、「日本全国のパートナー回線エリア」で使われたデータ量に応じてローミング費用が発生します。

    ローミング費用イメージ

    楽天モバイルとしては、少しでもローミング費用を抑えたいと考えました。

     

    そこで楽天モバイルは2021年10月より、パートナー回線エリアの範囲縮小のペースを上げ、新たに39都道府県のパートナー回線エリアを完全に楽天回線エリアに切り替えていく方針にしています。

    楽天モバイル公式HP パートナー回線エリアから楽天回線エリアへの切り替えについて

     

    楽天モバイルを使っていて、圏外になってしまうのはパートナー回線エリアは縮小しているが、楽天モバイルの基地局整備が追いついていないということも関係しています。

     

    「パートナー回線エリアがなくなったが、楽天モバイルの電波が弱いため繋がらない」というケースが、今後、懸念される最大のデメリットになるかもしれません。

     

    Rakuten Linkが微妙

    国内の通話を無料にできるRakuten Linkですが、デメリットもあります。

    1.(電波状況によっては)通話が途切れる
    2.iPhoneの場合、着信は通常の電話アプリにきてしまう
    3.楽天モバイルの回線に繋がっていない状態で(Wi-Fiのみに接続している時など)発着信すると「非通知表示」になる

    ●通話はぶつぶつ、こもる感じ

    Rakuten Linkは「RCS(Rich Communication services)」というSMSに代わるサービスで、データ通信を使って音声でのやりとりをするアプリです。

     

    電話アプリを利用した音声通話ではないため、「通話品質は良い」とは言えません。

     

    筆者は、iPhone 12 miniで楽天モバイルを使っています。2022年1月において、Rakuten Linkを使った時の通話の感想は、「通話が途切れるというわけではないが、相手の声がこもる感じ」です。

     

    仕事でRakuten Linkを使うには、デメリットを感じる方もいると思います。

     

    ● iPhoneの場合は要注意

    相手側がRakuten Linkを利用していない時や固定電話の時、iPhoneだと着信は全てiPhone標準搭載の電話アプリに来るようになります。

     

    かかってきた電話にそのまま出られるのであれば問題ありませんが注意しなければならないのは電話に出れなかった時です。

     

    いつものくせで着信の通知がきているiPhone標準の電話アプリの履歴をタップし、折り返しをしてしまうと、それは電話アプリからの発信になるので通話料がかかってしまうからです。

     

    これを防ぐためには、面倒ですが電話アプリの着信履歴の電話番号をコピーし、そのままRakuten Linkアプリを開いて、コピーした電話番号を貼り付けて発信するしかありません。

     

    iPhoneでRakuten Linkが使えるようになった当初は、着信は全てRakuten Linkにきていたのですが、2021年7月に仕様が変わり、今のようにRakuten Link以外からの着信は全て電話アプリにくるようになってしまいました。

     

    ●非通知表示になるとき

    Rakuten Linkで発信した際、発信側で非通知設定をしていないにも関わらず、着信側に「不明」や「非通知表示」が出るケースがあります。

     

    これはRakuten Linkを利用している発信側、着信側どちらかが楽天モバイルの回線に接続しない状態で、発信したり、着信したりすると、起きる現象です。

     

    「デメリット」とまでは言えないかもしれませんが、Wi-Fiには接続しているが、楽天モバイルの回線に接続していないと発生する現象なので、少し注意が必要です。

     

    15分かけ放題オプションが割高

    Rakuten Linkを使わずに通常の電話アプリを使いたい場合は、月額1,100円(税込)の15分(標準)通話かけ放題をつける選択肢があります。

     

    この方法であれば、iPhone利用時に着信があり、折り返しの電話をかける時でもいちいちRakuten Linkに切り替えることなく通常の電話アプリから通話をしても「15分以内であれば」通話料はかかりません。

    しかし、音声通話からの通話が15分間かけ放題になるとはいえ、無料で使えるRakuten Linkに比べると、月額1,100円(税込)の10分通話オプションは、割高だと思う方もいるようです。

    15分(標準)通話かけ放題

     

    突然、仕様が変わる

    「パートナー回線エリアの縮小」「Rakuten Linkの仕様変更」、そして今回の「1GBまで0円廃止」のように、ユーザーにとって「改悪」とも受け取られかねない仕様変更が楽天モバイルには度々起こります。

     

    契約した時よりも条件が良くなるのは良いのですが、ユーザーにとって使いづらいことがでてきてしまうことも、「楽天モバイル離れ」を引き起こしてしまうようです。

     

     

    クチコミ/ユーザーレビュー【メリット&デメリット】

    一通り、筆者が考える楽天モバイルのメリット・デメリットについて、まとめてきました。

     

    この章ではTwitterに挙げられている楽天モバイルのメリット・デメリットをピックアップしてみました。

    ※「通信費0円」は利用不可となりました。

    栃木と東京はわりと問題なく使えるようで、地下は弱い模様です。。(地上野外◎、建物内、地下は△ですかね。)

    ※「1年間タダ」は終了しています。 通話品質には今後期待⁉︎(デメリット?)

    サービス圏内でも圏外になることがあるので、注意が必要ですね。(デメリット)

    メリットはランコス、デメリットは20GB以内なら楽天以外を選ぶのがベストですかね。

    これはリアルですね。今月(2021年10月)でauのパートナーエリアが終了したこともデメリットになりますのでご注意を。

     

    【番外編】第二候補は?

    第二候補イメージ

    ここでは、楽天モバイルとよく比較されるLINEMOにフォーカスを当ててみます。

     

    「LINEMO」5分かけ放題13カ月無料

    ソフトバンクのオンライン専用ブランドである、「LINEMO」は2つのプランからなります。「スマホプラン」と「ミニプラン」です。

    LINEMOプラン表

    楽天モバイルをサブ回線で使おうとする方のうち、Rakuten Linkを使って、無料通話用として使う方もいます。ただ、Rakuten Linkの通話品質を気にしている方は、LINEMO ミニプランを5分かけ放題用として使うということも検討しています。それは
    「ソフトバンクの通信品質で通話ができるから」という理由もありますが、

     

    「5分かけ放題つけても990円だから」(13カ月)

     

    という理由が大きいようです。

     

    LINEMOには国内通話かけ放題通話オプションとして、5分かけ放題になる月額550円(税込)の「準通話定額」と、24時間かけ放題になる月額1,650円(税込)の「通話定額」が用意されています。

     

    それが何と今は、キャンペーンaccesstradeで準通話定額が13カ月無料、通話定額が550円割引されて月額1,100円(税込)で使うことが可能。(共にLINEMO加入から13カ月)

     

    「基本料金とは別の、かけ放題オプションの料金が気になる」。そんな方にLINEMOat(特にミニプラン)をおすすめします。今なら基本料金最大半年間が実質0円のキャンペーンも実施中です。

     

    LINEMO
    LINEMO公式サイト
    https://www.linemo.jp/LINEMO公式サイトへ

     

     

    よくある質問

    対応しているiPhoneは?

    アイフォーン&SIM

     

    楽天モバイルのRakuten UN-LIMIT Ⅶに対応しているiPhoneは、iOSバージョン14.4以降を搭載し、キャリア設定アップデートが完了したiPhone6SからiPhone13シリーズ、iPhoneSE(第3世代)までのiPhoneとなります。

     

    2015年発売
    iPhone6S/iPhone6S Plus

    2016年発売
    iPhone7/iPhone7 Plus
    iPhoneSE(第一世代)

    2017年発売
    iPhone8/iPhone8 Plus
    iPhoneX

    2018年発売
    iPhone XR/iPhone XS/iPhone XS MAX

    2019年発売
    iPhone 11/iPhone 11 Pro
    iPhone 11 Pro MAX

    2020年発売
    iPhone SE(第2世代)
    iPhone 12
    iPhone 12 mini
    iPhone 12 Pro
    iPhone 12 Pro Max

    2021年発売
    iPhone 13
    iPhone 13 mini
    iPhone 13 Pro
    iPhone 13 Pro Max

    2022年発売
    iPhone SE(第3世代)

     

    今お使いのiPhoneそのままで楽天モバイルのRakuten UN-LIMIT Ⅶを使う場合は、必ずSIMロック解除をしておきましょう。

    楽天モバイル公式HP 対応iPhoneを調べる

     

    楽天モバイルとして販売開始したiPhoneは以下のモデルです。

    1. iPhone SE(第3世代)
      (64GB|128GB|256GB)
    2. iPhone 13 Pro Max
      (128GB|256GB|512GB|1TB)
    3. iPhone 13 Pro
      (128GB|256GB|512GB|1TB)
    4. iPhone 13
      (128GB|256GB|512GB)
    5. iPhone 13 mini
      (128GB|256GB|512GB)
    6. iPhone 12 Pro Max
      (128GB|256GB|512GB)
    7. iPhone 12 Pro
      (128GB|256GB|512GB)
    8. iPhone 12
      (64GB|128GB|256GB)
    9. iPhone 12 mini
      (64GB|128GB|256GB)
    10. iPhone SE(第2世代)
      (64GB|128GB|256GB)

    となります。

    楽天モバイル公式HP iPhone一覧

     

    アプリ上でエリアを確認する方法
    (現在の筆者の状況)

    ローミング費用を抑えるため、楽天モバイルはパートナー回線エリアの縮小をしつつ、楽天回線の基地局を急ピッチで進めています。

    KDDIプレスリリース 楽天モバイル株式会社サービスへのローミング提供について

     

    楽天モバイル契約後に、「実際に自分のスマホが楽天回線エリア、パートナー回線エリアどちらに接続しているか?」これをリアルタイムで確かめるにはmy楽天モバイルというアプリを使います(※添付画像は2021年9月のmy 楽天モバイル)。

    my楽天モバイル 楽天回線接続イメージ

     

    楽天回線につながっていれば、アプリ上には
    「楽天回線エリア接続中」という表示がされます。この画像は2021年9月9日段階での筆者のmy 楽天モバイルのスクリーンショットですが、9日間経過した段階で、パートナーエリアで消費したデータ量は、0.01GBでした。(9月において、9月9日時点では筆者は楽天モバイルが公表しているエリアマップの楽天回線エリアから出てはいませんでした)

     

    どこで楽天モバイルを利用するか?にもよるかと思いますが、2021年9月の段階でも、筆者のスマホは楽天回線エリア内でパートナー回線エリアにつながっていたと言えます。

     

    楽天アイフォン13 24回無料キャンペーン02
    出典:楽天モバイル

     

     


     

     

    楽天モバイルのまとめ【メリットとデメリット】

    楽天モバイル メリット

     

    ■楽天モバイルメリット(特徴)

    • データ無制限で使える
    • データどれだけ使っても3,278円(税込)
    • 料金はデータ利用量の段階制
    • テザリング無料
    • 国内通話は無料(アプリ利用時)
    • 店頭受付可能
    • ネットワークは4G/5G対応
    • 契約期間の縛りなし
    • 事務手数料なし

    楽天モバイル デメリット

     

    ■楽天モバイルデメリット(注意点)

    • エリアが大手3キャリアに比べて狭い
    • データが使い放題は楽天エリアのみ
    • 圏外になる時がある
    • 屋内に弱い(特にビル内)
    • Rakuten Linkの仕様が微妙
    • いきなり仕様が変わる

    手持ちのiPhoneやiPadは使える?使えない?乗り換えをご検討中のiOSユーザーの方はこちらの公式ページの『楽天モバイル(楽天回線)でiPhoneを使う』内『楽天モバイルでiPhoneを使うまでの4つのステップ』をご確認ください。

     

     

    PROFILE

    筆者

    吉田 裕紀

    Yuki Yoshida

    長野県出身。2009年「株式会社ディ・ポップス」に入社。NTTドコモ、au、ソフトバンクなど様々な通信キャリアを取り扱う携帯ショップ「TOP1」やワイモバイルショップにて11年間携帯電話の販売に従事。
    現在はコンテンツマーケティング部署に所属。現場の経験を活かし、「携帯電話料金プランについてわかりやすい記事を書き、わかりやすく情報を発信する」をモットーに、日々売り場からの声や、最新の携帯電話に関する情報を収集し、記事の執筆にあたっている。

     

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