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楽天モバイル eSIM nano SIMのメリットとデメリット

楽天モバイル eSIM nano SIMのメリットとデメリット

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<2022年7月7日更新>

 

まえがき

 

「サブ回線での0円運用」

 

2022年7月1日から、それができなくなりました。楽天モバイルのプランが変わり、最低料金が1,078円(税込)になったためです。

※「Rakuten UN LIMIT Ⅵ」契約者の方は、7月利用分、8月利用分は無料(今まで通り1GBまでの利用の場合)。9月、10月分は同額分の楽天ポイントが還元(3GBまで利用分+ユニバーサルサービス料、電話リレーサービス料)。

 

これを踏まえて、記事のテーマを変更しました。

 

そのテーマは、「料金プランは変わるがその影響を受けない方で、楽天モバイルのeSIMを検討している方に知っておいて頂きたい内容」です。

 

そしてeSIMが合う人についても、先にお伝えしておきます。以下のように考えている方、当てはまる方です。

  • 複数のプランを切り替えたい
  • 電話番号を2つ持ちたい
  • 申し込み後、すぐ使えるようにしたい
  • “ググって”物事を調べるのが得意

 

eSIMに関しては覚えるべきことが多いですが、この記事で扱う内容は次の6点に絞りました。

 

※この記事で扱う楽天モバイルのプランは、2022年7月1日にサービスが開始されたRakuten UN LIMIT Ⅶです。料金プランについては記事末尾の楽天モバイルの新料金プランにて解説しています。

※eSIMの設定方法で使用したスマホは、iPhoneSE(第2世代)とOPPO A73 です。OSはそれぞれ、iOS14.5.1、Android OS 11です。

※2022年7月7日現在、得られた情報をもとに書かれています(eSIM設定の部分は2021年11月2日時点の情報です)。

記事内の料金表記は全て税込です。

 

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SIM、eSIMとは?

eSIM設定イメージ

  1. SIMとは?
  2. eSIMとは?

SIMとは?

eSIMの前に、そもそもSIMとはどういうものなのかについて、ざっくりと解説します。

 

SIMとは「Subscriber Identity Module」の頭文字からとったもので、SIMの日本語訳は「加入者識別モジュール」です。

SIMは携帯電話の加入者情報を特定させることができるもので、この加入者情報と電話番号を結びつけることにより、通信が可能になります。

SIMは「SIMカード」とも呼ばれており、このSIMカードは携帯電話やスマホに抜き差しして使います。

楽天モバイル SIM

NTTドコモなど、日本国内の大手通信キャリアなどでは携帯電話やスマホと、SIMカードはセットで契約するのが一般的でした。

 

機種変更の際は、同じ通信キャリアが扱っている機種を契約し、SIMカードも同じ通信キャリアのものを使う。あるいは「ドコモからau」といったように他社にのりかえる際も、auの機種とauのSIMカードを使う。といったように。

 

ここで、もしドコモからauにのりかえる際、「機種はドコモのまま、契約(SIM)のみauにしたい」と思ったとしても、「ドコモの機種にはドコモのSIMカードしか使うことができない」といった制限がかけられていた端末がほとんどでした。

 

この制限のことを「SIMロック」と言います。

 

SIMロックがかけられたままの状態では、今まで使っていたスマホそのままで他社にのりかえることができません。つまりスマホを新しく用意する必要がありますが、このことは他社へののりかえの障壁の一つとなっていました。

楽天モバイル 物理SIM

SIMロックは解除可能に

消費者の利便性向上と、各通信会社間の競争を促すため、2014年12月、総務省は「SIMロック解除に関するガイドライン」改正案を発表しました。

 

それは、2015年5月1日以降に日本国内で新しく販売される端末(スマホを含む携帯電話)に対して、SIMロックを解除できることを通信キャリアに課す、というものです。

 

このSIMロック解除が義務化されて以来(2021年10月1日以降に発売される端末についてはSIMロック自体廃止)、電話番号そのままで、他社にのりかえる際は、今まで使っていたスマホはそのままで、SIMカードだけ契約する方が増えました。

SIMカードパッケージ

さらにユーザーに対して、もっと自由に、もっと簡単に通信会社ののりかえができるように、総務省は通信キャリアに働きかけていました。

 

具体的には「携帯ショップなどの店舗に行かずとも、WEBで契約手続きができ、自宅でのりかえ作業が完了できるようにする」といったものです。

 

それを実現させたものが、eSIMです。

 

eSIMとは?

eSIMとは「Embedded SIM」の略であらかじめスマホに組み込まれたSIMカード(=プログラム書き換え可能なモジュール)のことです。

スマホeSIMイメージ

通常のSIMカードの場合は、SIMカードに書き込まれた契約者情報を変えることはできません。

 

一方、eSIMは通信ネットワークを利用して、eSIM内の情報を書き換えられることができます。このため、eSIMはスマホに使われる以外にも、農業機器、空調システム、ウェアラブルデバイスなど、人の手を介しないIoT(Internet of Things=モノのインターネット)の研究開発にも取り入れられています。

 

スマホからSIMカードを抜き差しして、携帯電話会社の通信プランを切り替えるのではなく、予めスマホに組み込まれたeSIMにオンラインから加入者情報やソフトウェアを書き込んで切り替える。

 

この仕組みを利用すれば、自宅にいながら他社へののりかえを完了させたり、新規の番号で携帯電話会社のプランを契約することが可能になってきます。

 

 

「のりかえに」以外にも、サブ回線として使う人が多い?

eSIMの登場によって、私たち携帯電話利用者が簡単に携帯電話会社を変更できるようになったことは事実です。

 

それと同時に、「今使っている携帯電話会社の契約(SIM)はそのままにしつつ、他の携帯電話会社の契約をサブ回線として使うために、eSIMを利用する」といった使い方にも注目が集まっています。

 

例えば「通話はSIMカード、データ通信はeSIM」といったような使い方がポピュラーです。(eSIM対応スマホのほとんどはeSIM以外にも抜き差しすることができるSIMカードスロットも装備しています)。

スマホ 物理SIM

このように、1台のスマホで2枚(2種類)のSIMを使うことができるスマホは「Dual(デュアル)SIM対応スマホ」と呼ばれていますが、日本国内においては「片方は抜き差しできる物理的なSIMカード(nano SIM)、もう片方は、スマホに内蔵されている『eSIM』を利用するケースが一般的です。

 

「eSIMとして有効化できるSIM(プラン)」は1つのeSIMだけですが、スマホに登録しておけるeSIMは1つだけでなく、複数可能です。

 

また、iPhone 13シリーズは、nanoSIMではなく2枚のeSIMを有効にすることもできます。

 

eSIM対応のスマホに関してはこの記事のeSIM対応機種にて解説していますので、気になる方はこちらをご確認ください。

 

 

eSIMのメリット

  1. 複数回線の切り替え可能
  2. 電話番号を2つ持てる
  3. オンライン完結可能
  4. その他(スマホ紛失時)

 

複数回線の切り替え可能

スマホを持つ手

例えば、

通話用   :ワイモバイル(nano SIM)

データ用:楽天モバイル(eSIM)

で、nano SIM、eSIMが利用できる状態だったとします。

 

さらに、データ用の予備としてMVNOであるIIJmio(アイアイジェーミオ)のeSIMをスマホにインストール(スタンバイ)していたとします(筆者は記事執筆のため、IIJmio以外にも複数のeSIMをインストールさせています)。

iPhone 画面

 

この時、仮に楽天モバイルが圏外になった場合、モバイルデータ通信としては

1.ワイモバイル

2.IIJmio

の契約(SIM)を使うことが選択できます。これもスマホ上の設定一つで簡単にできます。

iPhone画面

 

楽天モバイルに限らず、「〇〇の携帯会社は場所によっては電波があまり良くない」という場合、緊急用にeSIMのデータを入れておく、なんて使い方も自由自在です。

 

電話番号を2つ持てる

スマホを持つ女性

nano SIM、eSIMでそれぞれ、音声通話に対応したSIMであれば、それぞれの電話番号を持つことができ、それぞれの番号で発信・着信ができます。

 

オンライン完結可能

自宅でくつろぐ女性

そして、eSIMはeSIMとは?で解説したように、携帯ショップに足を運ばずともオンライン上で携帯電話のプランを契約できるようにすることをメリットの一つとしています。

 

  • 混雑したショップ
  • ショップの営業時間
  • 長時間の契約手続き
  • SIMカードの到着

携帯ショップで契約した場合や、オンライン契約でもnano SIMを選択した時に生じてくるこれらのことも、eSIM契約であればおさらばです。

その他(スマホ紛失時)

鞄の中身を探している女性

Wi-Fiなどの通信を利用して、スマホにインストールするeSIMはスマホ紛失時には時として便利になります。

 

スマホを紛失した場合、例えば別のスマホを購入・用意してもSIMがスマホに入っていないと、通信ができません。

 

筆者がワイモバイルショップに勤務していた頃は、「iPhoneを紛失してしまい、iPhone本体だけを購入。その後、SIMカードだけ発行するためにショップに来た」という方もいました。

 

しかし、eSIMであればそんな手間も必要ありません。各通信会社のeSIM発行受付時間に、Wi-Fi通信下で、eSIMをダウンロード、インストールすれば良いだけですから(システムメンテナンス中は除く)。

 

楽天モバイルiPhoneアップグレードプログラム
出典:楽天モバイル

 

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eSIMのデメリット

  1. 理解し、使いこなせるか?
  2. 予期せぬ動作不良
  3. 機種変更時などはWi-Fiが必要
  4. 動画解説

 

理解し、使いこなせるか?

LINEMO申し込み画面

上記画像は、LINEMOの申し込みページのスクリーンショットですが、「eSIM (上級者向け)」とあるのが見てとれます。

 

人によっては、eSIMの設定もそうですが、eSIMそのものを理解することが難しいと感じる方もいるようです。

 

例えばeSIMのプロファイルを誤って削除してしまった場合、eSIMを再発行する必要があります。

 

筆者の場合、試しにソフトバンクのeSIMのプロファイルを削除し、ソフトバンク公式 eSIMの再発行方法に載っている方法で、eSIMの再発行をしてみようとしました。

iPhone 画面

ですが、「My SoftBank」(ソフトバンクの会員ページ)にログインしようとしても、「セキュリティ番号の入力画面」で送付先が電話番号になっていたためなのか、認証メールを受け取ることができず(ソフトバンクのeSIMのデータ自体、iPhoneには存在していない状態)、いつまでたってもMy SoftBankにログインできない。

 

つまりWeb上でeSIMの再発行ができない、という事態になってしまいました。

 

楽天モバイルでは、eSIMのプロファイルを削除しても24時間いつでも無料でeSIMの再発行ができ、何度かeSIMの再発行をしていたため、ソフトバンクでも軽い気持ちでeSIMを削除してしまいました。結果として、ソフトバンクショップにてeSIM再発行をしましたが、手数料の3,300円(税込)を支払うはめとなったのです。

My SoftBank 料金

 

予期せぬ動作不良

昨年の秋頃、SIMカードとeSIMの組み合わせで、音声通話非対応のSIMカード(データ専用)を「モバイルデータ通信」に設定した場合、119番などの緊急機関に発信できない、といった事象が確認されました。

楽天モバイル
 デュアルSIM機能利用時の注意事項について

 

この事象は楽天モバイルだけでなく、他の通信キャリアでも起きた事象ですが、「eSIMとSIMカードを組み合わせて使った場合(デュアルSIM機能)」は、どのキャリア・通信会社側でも動作を保証していないため、予期せぬ動作不良が起こる可能性があります。

 

機種変更時などはWi-Fiが必要

Wi-Fi

eSIM対応機種に機種変更する時は、eSIMのプロファイルをダウンロードするため、Wi-Fiが必要です。

 

もし、Wi-Fi環境にない場合、デュアルSIM対応のスマホであれば、ダウンロードしようとしている回線とは別の回線のモバイルデータ通信機能を使って、eSIMのプロファイルをダウンロードする必要があります。

 

いずれにせよ、SIMカードであれば、原則SIMカードを入れ替えれば、新しいスマホで通信ができるようになる点と大きな違いです(一部、通信会社ではiPhoneの場合、SIMカードでも「APN構成プロファイル」と呼ばれるプログラムをダウンロード、インストールする必要があります)。

 

動画解説

【eSIMのデメリット&メリットを元携帯ショップ店長が解説!】

【目次】
00:00 ハイライト
00:20 WEBでeSIM契約時、即日利用可能?
00:42 eKYCとは?
02:04 機種変や乗り換え時、物理SIM→eSIMへ即切り替わる?
03:06 eSIMのデメリット、注意点は?
04:52 物理SIMとeSIMどちらがよい?
06:15 eSIMはどんな人に向いてる?

 

楽天モバイルキャンペーン【まとめ&条件】これで失敗しない!

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eSIM対応機種

楽天モバイル iPhone

 

この章では楽天モバイルでeSIMに対応している機種をご紹介します。なお、楽天モバイル以外のスマホは、事前にSIMロック解除をしておきましょう。

 

iPhone

  • iPhone 13 Pro Max
  • iPhone 13 Pro
  • iPhone 13
  • iPhone 13 mini
  • iPhone 12 Pro Max
  • iPhone 12 Pro
  • iPhone 12
  • iPhone 12 mini
  • iPhone 11 Pro Max
  • iPhone 11 Pro
  • iPhone 11
  • iPhone XS Max
  • iPhone XS
  • iPhone XR
  • iPhone SE(第3世代)
  • iPhone SE(第2世代)

 

Android(2022年6月13日時点)

※SIMカード非対応で、eSIMしか入らない楽天モバイルのみの取り扱いの「Rakuten BIG s」などのスマホは割愛しています。

Pixelシリーズ

  • Pixel 6 Pro
  • Pixel 6
  • Pixel 5a(5G)
  • Pixel 5
  • Pixel 4a(5G)
  • Pixel 4a
  • Pixel 4
  • Pixel 4 XL

 

OPPOシリーズ

  • OPPO Reno 5A
  • OPPO A73
  • OPPO A55s 5G
  • Find X3 Pro

 

AQUOSシリーズ

  • AQUOS sense4 lite SH-RM15
  • AQUOS sense6 lite SH-RM19
  • AQUOS sense6 lite SH-M19
  • AQUOS wish SH-M20
  • AQUOS zero6 SH-RM18

 

Xperiaシリーズ

  • Xperia 10 Ⅲ Lite

 

Xiaomiシリーズ

  • Redmi Note 11 Pro 5G
  • Redmi Note 10T

 

eSIM設定方法

ここからは、メイン回線の携帯電話会社、サブ回線の楽天モバイルをiPhoneで使っている状態で、モバイルデータ回線を切り替える方法を解説します。

 

今回設定する利用シーン

  • メイン回線はドコモ
  • 予備で楽天モバイルを契約した
  • モバイルデータ通信を楽天モバイルに切り替えて使いたい

 

iPhone

楽天モバイル公式HP お手持ちのiPhone・iPadで楽天回線を使用するための初期設定方法のページで解説してある13.「開通手続きをする」をタップして、画面上にあらわれるQRコードの読み込みが完了し、既存のドコモの回線と新しく契約した楽天モバイルのeSIMの設定をし始めるところから解説します。

モバイル通信プランのインストール

楽天モバイルeSIM インストール

①モバイル通信プランのインストール画面で「続ける」を選択
②「モバイル通信プランを追加」を選択

 

モバイル通信プランの名称変更

楽天モバイルeSIM モバイル通信プランの名称変更

③必ずしも必要というわけではありませんが、主回線、副回線の名称を変更しておくと、管理がしやすくなります。(それぞれタップをすれば変更ができます)

④主回線をドコモ、副回線を楽天モバイルにして「続ける」をタップ

 

デフォルト回線|iMessageとFaceTime

eSIM デフォルト回線 width=

⑤この「デフォルト回線」というものは、iPhoneに最初からインストールされている「電話アプリ」から直接ダイヤルをプッシュし電話をかけるときに、(又はSMSを送る時)発信される電話番号のことです。

⑥iMessageとFaceTimeで使用する回線を選びます。こちらは任意の回線を選択します。選択したら「続ける」をタップ

 

モバイルデータ通信の選択

楽天モバイルeSIM モバイルデータ通信の選択

⑦今回は楽天モバイルの回線のデータ通信を使用するので、モバイルデータ回線の回線は楽天モバイルを選択します。「モバイルデータ通信の切替を許可」はオフにしておいてください。

⑧連絡先の優先回線をアップデートという画面が出てくる時がありますが、もしこの画面が出てきたらドコモを優先する回線として使用にチェックをつけてください。そして、「完了」をタップすれば設定は終了です。

楽天モバイルeSIM 回線表示

 

通常の電話アプリからかける場合

通常の電話アプリから電話をかける場合、ドコモの電話番号からでも楽天モバイルの電話番号からでも発信は可能です。

 

「キーパッド」から直接電話番号を入力して発信する場合は、電話番号を入力して緑の発信ボタンをタップすれば「デフォルト回線」で設定した電話番号から発信されます。(今回はドコモの電話番号)

 

ただ、電話アプリのキーパッドの画面から「ドコモの電話番号から発信するのか」「楽天モバイルの電話番号から発信するのか」その都度選択することができます。

eSIM 発信回線選択 デュアル時切り替え

 

モバイルデータ通信を切り替える方法

今度は、逆にモバイルデータ通信をドコモに戻す場合です。「設定」から入ります。

 

①モバイル通信

②モバイルデータ通信

③docomoをタップ

楽天モバイルeSIM モバイルデータ切り替え

 

Android

Androidの場合はモデル、Android OSによって、デュアルSIMの設定画面は異なってきます。

 

筆者の場合、OPPO A73(Android OSバージョン11)に、IIJmioの物理SIMを入れた状態で、楽天モバイルのeSIMをmy楽天モバイルからダウンロードすると、初期状態では、通話(ダイヤル)、モバイルデータ通信共に最初から利用していたIIJmioになりました。(画像で「NTT DOCOMO」となっているのは、IIJmioの契約をドコモ回線にしたためです)

SIMカード変更確認画面

 

モバイルデータ通信を切り替える方法

このままだと、モバイルデータ通信はIIJmioのままなので、モバイルデータ通信を切り替えるには、iPhone同様、設定から入ります。(OPPO A73の場合です)

 

①SIMカードおよびモバイルデータ

②デフォルトのSIM設定のインターネット

③任意の回線をタップ

SIM eSIM デュアル使用時のモバイルデータ通信を切り替え

eSIM(楽天モバイル)おすすめな人

 

以上、ここまで楽天モバイルのeSIM、というよりもeSIM全般のメリット・デメリット、eSIM対応機種、eSIM設定方法について、解説してきました。

 

記事の中では、料金プランそのものについては触れてきませんでした。ここで最後に、2022年7月1日に、サービスが開始された楽天モバイルの新料金プラン「Rakuten UN LIMIT Ⅶ」について簡単にまとめてみたいと思います。

 

新料金プランの中身

楽天モバイル 新料金プラン

画像引用元:楽天グループ2022年度決算短信資料

データ量3GBまでなら1,078円

Rakuten UN LIMIT Ⅶは月の利用データ量によって月額料金が変わります(以下全て税込)。

 

  • 0~3GB  :1,078円
  • 3~20GB:2,178円
  • 20GB〜 :3,278円

 

楽天モバイルの回線がつながる「楽天回線エリア」であれば、どれだけデータ量を使っても3,278円(税込)で済みます。ちなみにテザリング料金は特に請求されず、基本料金内で利用可能です。

 

アプリ利用で国内通話無料

楽天リンク

画像引用元:楽天モバイル公式サイト

「Rakuten Link」という楽天モバイル公式の通話アプリを利用して通話をすれば国内通話が無料になります。何時間、何回かけても無料です。

 

専用のアプリからの通話が必要ですが、携帯電話だけでなく、通常の固定電話への通話も無料ですし、楽天モバイルが指定する海外66の国と地域からであれば、日本国内への通話も無料。

 

0570など、一部無料通話対象外もあったり、通常の電話回線を使っているわけではないので、通話品質に疑問符がついたり、という注意点もありますが、「(通話品質は気にしないが)とにかく通話料を安くしたい」という方には、楽天モバイルを通話用のサブとして契約することはおすすめです。

楽天モバイル 料金プラン

Rakuten Link

 

おすすめできる人

データ量どれだけ使っても3,278円(税込)、通話アプリ利用で国内通話無料の楽天モバイル。これだけ見れば、とても魅力的な料金プランにうつりますが、電波の品質については「つながりにくい」という声もあります。

 

料金プラン、電波品質について評価が分かれる楽天モバイルですが、筆者が考える、

・楽天モバイルおすすめな人
・eSIMおすすめな人

について、お話します。

 

★楽天モバイルおすすめな人

  • データ量は3GB程度
  • 無制限で安く使いたい人
  • 電波に関しては、目をつむれる人
  • 通話無料、かけ放題を使いたい人
  • 通話品質にも、目をつむれる人

「データ量1GBまで0円」が廃止されました。なので月間利用データ量が1GBにも満たない方で、サブ回線として番号を持ちたい方は、povo2.0にしましょう。各種条件はありますが、povo2.0は0円運用が可能です。

 

データ量2GB程度使う方でも、場合によってはMVNOにした方が安く済みます。IIJmioのギガプランであれば、音声通話SIMで2GB850円(税込)、データ専用のeSIMであれば440円(税込)、データくりこしありで使えます。

▼この表は横スクロールできます

2GB 4GB 8GB 15GB 20GB
音声(音声eSIM) 850円 990円 1,500円 1,800円 2,000円
eSIM(データのみ) 440円 660円 1,100円 1,430円 1,650円
SMS 820円 970円 1,470円 1,780円 1,980円
データ 740円 900円 1,400円 1,730円 1,950円

引用元:IIJmio公式ページ

 

逆に、「データ量無制限で、安く使いたい」と考えている方にとっても楽天モバイルは心強い味方になるでしょう。

ただし、「電波の品質に関しては、ある程度目をつむれる人」という条件付きではありますが。

 

次に、「eSIMをおすすめできる人」です。冒頭でお伝えしましたが、

★eSIMおすすめな人

  • 複数のプランを切り替えたい
  • 電話番号を2つ持ちたい
  • 申し込み後、すぐ使えるようにしたい
  • “ググって”物事を調べるのが得意

特に、「一台のスマホで回線を楽に切り替えたい」と考えている方は、eSIMは必須でしょう。その代わり、eSIMについてわからないことが出てきたら、ご自身で「ググって」調べる力、または調べることを厭わない心構えが必要です。

楽天モバイル iPhoneアップデートプロブラムへ
出典:楽天モバイル

(その他)LINEMOでeSIM

LINEMO SIM&eSIMプラン

画像引用元:ラインモLINEMO公式サイト

この記事ではサブ回線として楽天モバイルのeSIM運用がメインの内容ですが、楽天モバイルとよく比較されうる「LINEMO」(特に1~3GBの小容量帯で)の料金プランをご紹介します。

 

LINEMOには月額2,728円(税込)、データ量20GBの「スマホプラン」と月額990円(税込)、データ量3GBの「ミニプラン」から選ぶことができます。

▼この表は横スクロールできます

ミニプラン スマホプラン
データ量 3GB 20GB
月額基本料金(税込) 990円 2,728円
テザリング 0円 0円
LINEギガフリー 対応 対応
通話料金 22円 / 30秒 22円 / 30秒
通話オプション
5分かけ放題
550円 550円
通話オプション
24時間かけ放題
1,650円 1,650円
5G 対応 対応
データ量超過後の
通信速度
300kbps 1Mbps
データくりこし 非対応 非対応
データ量の
追加購入
550円 / 1GB 550円 / 1GB
eSIM 対応 対応
ソフトバンク
まとめて支払い
対応 対応

楽天モバイルで、仮にデータ量を3GBまで利用した場合、月額料金は1,078円(税込)。一方LINEMOミニプランの場合、3GB使えて990円(税込)。

 

LINEMOはSoftBankのオンライン専用ブランドですが、電波の品質はSoftBankと同等品質と言われています。電波状況が良好といわれているLINEMOをeSIM利用、サブ回線として活用するのも良いといます。

LINEMO
LINEMO公式サイト
https://www.linemo.jp/LINEMO公式HPへ

 

 

PROFILE

吉田 裕紀

Yuki Yoshida

長野県出身。2009年「株式会社ディ・ポップス」に入社。NTTドコモ、au、ソフトバンクなど様々な通信キャリアを取り扱う携帯ショップ「TOP1」やワイモバイルショップにて11年間携帯電話の販売に従事。
現在はコンテンツマーケティング部署に所属。現場の経験を活かし、「携帯電話料金プランについてわかりやすい記事を書き、わかりやすく情報を発信する」をモットーに、日々売り場からの声や、最新の携帯電話に関する情報を収集し、記事の執筆にあたっている。

 

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