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「楽天モバイル 速度遅い?」長野県で 速度と繋がりやすさ測ってきた

「楽天モバイル 速度遅い?」長野県で 速度と繋がりやすさ測ってきた

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<2022年7月8日更新>

まえがき

この記事で取り扱う内容

  1. 速度測定(長野県)
  2. 2つある回線(エリア)の違い
  3. 電波が悪いと言われる理由
  4. 口コミ
  5. 楽天モバイルが合っている人

楽天モバイルの料金プランが改定されました。

楽天モバイル料金プラン

以前の「Rakuten UN LIMIT Ⅵ」と違い、新料金プランは「利用データ量1GB以下、毎月の基本料金0円で運用」はできなくなりましたが、「月額3,278円(税込)でデータ無制限(楽天回線エリア内)」は変わっていません。テザリングも無制限、そして基本料金内で利用できます。

 

この「データ無制限で使える」ことに魅力を感じ、楽天モバイルを検討している方は、情報収集する中で様々な口コミを目にしているかと思います。

 

“通信速度は普通”

“建物内だと電波が弱い、つながりくい”

“地方はどうなのか?”

“パートナー回線エリアにつながってしまう”

 

こういった口コミが出てきている理由の一つには、「全国各地で行われている、パートナー回線エリアから楽天回線エリアへの切り替え」が挙げられるでしょう。

【公式サイト】パートナー回線エリアから楽天回線エリアへの切り替えについて

※パートナー回線エリア、楽天回線エリアについては、この記事の2つある回線(エリア)の違いにて、解説しています。

 

そこで今回は楽天モバイルの通信速度や、つながりやすさを確かめるため、2022年5月18日〜5月22日の日程で、今まさに楽天回線への切り替えが行われている長野県に行ってきました。

長野県姥捨駅

速度測定のために長野県を選んだのは、「長野県は筆者の出身地でもあり、土地勘もあるから」というのも理由の一つです。

 

口コミにあるように「楽天モバイルのMAP上では楽天回線なのに、my楽天モバイルで確認すると、パートナー回線エリアだった」ということもこの目で確認することができましたし、長野県松本市にて、1年程楽天モバイルのeSIMのデュアル運用している方からも、レビューを聞いてくることもできたりと、収穫のある4日間だったと思います。

 

 

楽天モバイルのキャンペーン情報

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    速度計測に関して

    ・計測場所 長野県内
    (松本市|千曲市|
    小布施町・菅平高原|佐久市)
    ・計測アプリ Speed Test Master
    ・使用スマホ iPhone 12 mini
    (iOS 15.5)
    ・計測方法 各地域複数回
    佐久市は終日建物内にて計測

    ※比較対象として、SoftBankの無制限プランである「メリハリ無制限」でも同じ様に速度測定をしています。

    楽天モバイル速度測定&つながりやすさ

    JR切符

    「のんびり本を読みながら
        各駅停車で松本まで行ってみるか」

     

    出発当日は夜明け前に起き、始発電車に乗って松本まで行こうと意気込みしました。しかし、筆者自身、各駅停車での旅に慣れていないせいか、山梨県の上野原駅を過ぎたあたりから気持ちが萎えてしまい、結局大月駅から特急「あずさ1号」に乗り換えて松本へ向かうことに。

     

    そんな筆者の「楽天モバイル通信速度を測る旅」の旅程表は以下の通りです。

    1. 松本市街(インタビューも)
    2. 千曲市街
    3. 小布施町・菅平高原
    4. 佐久市街(筆者実家の部屋)

    松本市にて一泊後、JR篠ノ井線を利用して、「日本三大車窓」の一つに数えられている「姥捨駅」に向い、千曲市街を見下ろしながら、姨捨駅ホームにて計測。

     

    姨捨駅から徒歩にて、しなの鉄道の戸倉駅に向かい、その途中で測定。そのまま、しなの鉄道、JR小海線を利用して実家の佐久市へ帰省。3日目は車で菅平高原、小布施町まで足を運び、計測。そして、4日目は佐久市にある実家内の部屋にて、午後12時から午後20時まで1時間ごとに計測しました。

     

    前述した通り、各地域での測定では楽天モバイルの比較対象としてSoftBankのメリハリ無制限の通信速度を計測しています。記事内の通信速度結果の画像右側部分がSoftBankのメリハリ無制限の結果です。

     

    【1日目】松本市街(インタビュー)

    松本駅前

    1日目の5月18日(水)は北アルプスの玄関口である松本市街で通信速度を測定しました。1日かけて速度測定した場所は「松本駅お城口広場」「松本城」「信州大学(の近くの歩道)」の3地点。

     

    松本駅お城口広場(10:42〜)

    1回目
    ダウンロード11Mbps
    アップロード18Mbps
    2回目
    ダウンロード13Mbps
    アップロード18Mbps

    スピードテスト

     

     

    松本城(11:25〜)

    松本城

    1回目
    ダウンロード20Mbps
    アップロード9Mbps
    2回目
    ダウンロード14Mbps
    アップロード12Mbps

    松本城速度測定結果

     

     

    信州大学付近の歩道(12:24〜)

    信州大学

    1回目
    ダウンロード20Mbps
    アップロード3Mbps
    2回目
    ダウンロード37Mbps
    アップロード3Mbps

    信州大学通信速度設定

     

     

    室内の繋がり具合はどうだったか?

    そして、楽天モバイルの室内の通信状況も調べるため、松本城付近、縄手通りにある古民家風ゲストハウス「カウチポテトホステル」さんのご協力を頂き、宿泊を兼ねてゲストハウス内での写真撮影と速度測定もしてきました。

    風情溢れる外観は古料理店の佇まいそのもの

    カウチポテトホステル

    掘りごたつ、ハンモック 遊びゴコロ満載

    こちらのゲストハウスは、古料理屋を改築して建てられている木造建築のためか「建物内に電波が入りにくい」と言われている楽天モバイルでも電波が入りやすいのかもしれません。部屋でiPhoneをいじっていても「つながりにくい」とも感じませんでした。

     

    また筆者が泊まった部屋も和風の中庭に面している部屋で、とても風情がある素敵なお部屋でしたが、開放的な造りも「電波の入りやすさ」に影響を及ぼしているのだと思います(鉄筋コンクリート製建物の部屋内での計測結果は、佐久市街(筆者実家の部屋)にて紹介しています)。

    和風部屋

    テザリングで、MacBook Airをつなげた際も、下り速度は9.1Mbps〜28Mbps(測定時間は16時〜21時)となり、まずまずの速度がでました。

     

    インタビューできた!

    ゲストハウスでの収穫は「楽天モバイルをeSIMにして、LINEモバイルとデュアルSIM運用を1年ほどしている」長野県在住の方から、お話を聞けたことです。この方の楽天モバイルの利用シーンや状況は次の通りです。

     

    • デュアルSIM運用
      (LINEモバイルと楽天モバイル)
    • カーナビでYouTubeを流すために
      データ通信用として利用
    • データ量、20GB以上は使っている
    • 別途、仕事用(通話用)として
      ワイモバイルのガラケーを利用

     

    ちなみに楽天モバイルは、「プラン料金1年無料(2021年4月受付終了)キャンペーン」があった時、「試しに」近くの家電量販店にて契約してみた、とのことです。

     

    主にカーナビにYouTubeのコンテンツを映し、音楽を流すためのテザリング用として楽天モバイルを使っているようですが、つながり具合に関しては概ね満足している、とのことでした。

    ドライブ

    ただし、不満点として、

    • たまに通信が途切れる
    • パートナー回線エリアを掴んだ
    • 通話用としては(Rakuten Linkは)
      使えない

    とも語っていました(「Rakuten Link」とは楽天モバイルの通話アプリで、このアプリからの国内通話は全て無料となります)。

     

    また、この方は以前体調を崩し数日間松本市内にある病院に入院をしていた時期があったようですが、利用していた病室がパートナー回線エリアの電波しか掴むことができず、「あっという間に5GBを超えてしまったことには参りました」とも言っていました。

    【2日目】千曲市街

    姥捨山駅

    2日目の5月19日(木)は「姥捨山」で有名な姨捨駅のホーム。姨捨駅から戸倉駅に向かっている途中の田園地帯。この2地点で速度測定をしました。

     

    JR姥捨山駅ホーム(12:05〜)

    1回目
    ダウンロード12Mbps
    アップロード3Mbps
    2回目
    ダウンロード2Mbps
    アップロード1Mbps

    姥捨山駅通信速度測定

     

     

    突如パートナー回線エリアに

    姥捨駅を下って戸倉駅に向かうと、広大な田園地帯が目に飛び込んできます。

    姥捨駅

    標高551mにあるJR姥捨駅

    姥捨の棚田

    千曲川を臨む「姥捨の棚田」

    田園地帯

    広がる田園地帯

     

    この地域一体は、山々に囲まれてはいますが、楽天モバイルのエリアマップでは楽天モバイル自前の電波が広がっている楽天回線エリアです。

     

    ですが、この田園地帯でmy 楽天モバイルを開くと、「楽天モバイルのエリアマップでは楽天回線エリアだが、掴んでいる電波はパートナー回線エリア」と口コミで目にする現象に筆者のiPhoneは見舞われていたことに気づきました。

    my楽天モバイル

    ※今回の日程は2022年5月17日〜5月22日のため、楽天モバイルの料金プランは「Rakuten UN LIMIT Ⅵ」。

    楽天モバイルエリアマップ

     

    ですが、my 楽天モバイルでエリアを確認した地点から1km程離れた場所で再度、エリアを確認すると、今度は楽天回線エリアに繋がっている状態に。

     

    これほど頻繁に回線が切り替わる状態だと、おちおちYouTubeも見ていられません(パートナー回線エリアのデータ量の上限は月間5GBまでのため)。

     

    筆者は常日頃移動中、iPhoneで音楽を流しているか、YouTubeで音楽を流して聞いていますが、楽天モバイルをモバイルデータ通信用として使っている月は、どれだけYouTubeを流しっぱなしにしても、今まで一度もデータ使用量を気にしたことはありません。筆者の生活圏では、(利用可能データ量の上限が月に5GBまでの)パートナー回線エリアの電波を掴むことは、ほとんどないからです。

     

    全国各地で楽天回線への切り替えが進んでいる以上、パートナー回線エリアの電波を拾っている地域でも、いずれは楽天回線エリアの電波を拾う可能性もあります。しかしこれは同時に「楽天回線の電波が弱い場合は繋がらなくなる」という問題に突き当たることにもなります。

    【3日目】小布施町・菅平高原

    小布施駅

    「富嶽三十六景」で有名な浮世絵師、葛飾北斎が晩年に訪れた「小布施町」。ラグビー合宿のメッカであり、スキー、テニスなど多くのスポーツが盛んに行われている「菅平高原」。3日目の測定場所として選んだのはこの2地域です。

     

    小布施駅(14:58〜)

    1回目
    ダウンロード29Mbps
    アップロード11Mbps
    2回目
    ダウンロード12Mbps
    アップロード3Mbps

    小布施駅速度測定

     

     

    菅平高原(16:54〜)

    菅平高原

    1回目
    ダウンロード38Mbps
    アップロード17Mbps
    2回目
    ダウンロード33Mbps
    アップロード6Mbps

     

    他の地域よりも、楽天モバイルのダウンロード速度が速い結果となりましたが、これは菅平高原(標高1,250m~)は楽天モバイルのエリアマップ上でも、auの回線が利用されているパートナー回線エリアとなっているからです(2022年7月8日現在)。my 楽天モバイル上でも、パートナー回線エリアの電波に繋がっていることが明確でした。

    my楽天モバイル

     

    【4日目】佐久市街(実家の部屋)

    佐久市

    4日目の測定場所は実家がある佐久市内の鉄筋コンクリート製のマンションの室内です。測定時間は、午後12時から午後8時までの8時間。1時間おきに楽天モバイルの速度を計測しています。

     

    午後12時
    ダウンロード11Mbps
    アップロード12Mbps
    午後1時
    ダウンロード8Mbps
    アップロード11Mbps
    午後2時
    ダウンロード7Mbps
    アップロード6Mbps
    午後3時
    ダウンロード7Mbps
    アップロード10Mbps
    午後4時
    ダウンロード17Mbps
    アップロード13Mbps
    午後5時
    ダウンロード14Mbps
    アップロード14Mbps
    午後6時
    ダウンロード16Mbps
    アップロード8Mbps
    午後7時
    ダウンロード18Mbps
    アップロード9Mbps
    午後8時
    ダウンロード15Mbps
    アップロード12Mbps

    佐久市速度計算

     

    室内での計測は、ダウンロード速度が15Mbps程度、対してSoftBankのメリハリ無制限は200Mbpsを超えるダウンロード速度を計測。流石に、SoftBankほどの速度は出ませんでしたが、10Mbps程度のダウンロード速度であれば、ネット検索、YouTubeの視聴などは問題ないレベルです。

     

    そして、鉄筋コンクリート製の自宅マンションでも、繋がっていた回線は終日「楽天回線エリア」で、「繋がらなくて困る」と感じたこともなかったです。

     

    iPhoneのテザリングを利用して、パソコンもつなげてネット検索したり、YouTubeを見たりもしましたが、パソコン上ても特に問題なく使えました。

    【5日目】軽井沢(軽井沢駅ホーム)

    軽井沢駅ホーム

    5月22日(日)東京への帰途、軽井沢駅のホーム(新幹線の車内の中)でmy 楽天モバイルを開きました。公式サイトのエリア確認ページ上では、軽井沢駅は楽天回線エリア内に入っていますが、本当に楽天回線エリアなのか、確かめたかったからです。

    my楽天モバイル

    結果としては、「パートナー回線エリア」でした。地上にある新幹線の停車駅であったとしても、場所によっては楽天モバイルの電波が届かないことが分かります。

     

    この記事では、今まで何度か「楽天回線エリア」「パートナー回線エリア」という言葉がでてきました。次の2つある回線(エリア)の違いにて、両者のエリアについて細かく解説します。

    楽天モバイルエリア・回線について

    画像引用元:楽天モバイル公式サイト

    楽天モバイル 2つのサービスエリア

     

    ①楽天回線エリア
    楽天モバイルが国から電波の割り当てを受け、楽天モバイルの通信回線が提供されているエリア
    ②パートナー回線エリア
    楽天モバイルがauから回線を借り受け、auの通信回線が提供されているエリア

     

    携帯電話事業者としては後発の楽天モバイルにとって、携帯電話基地局の建設は急務でしたが、サービス開始当初から自前の基地局だけでは日本全国、電波を行き渡らせることはできません。

     

    そこで、楽天モバイルはauをパートナーとして選択し、auの電波を借りて(ローミング)サービス展開する地域を「パートナー回線エリア」としています。

    パートナー回線エリアとは?

     

    パートナー回線エリアでは、楽天モバイルの契約者がデータ量を消費する度に、楽天モバイルがauに支払うローミング費用が上がってしまいます。

     

    なので、このパートナー回線エリアで利用できるデータ通信量は「5GBまで」と定められており、これを超えると最大通信速度は1Mbpsにまで制限されてしまいます。

     

    さらに、ローミング費用を下げるべく、パートナー回線エリア自体が、楽天回線に切り替えられていることは、冒頭でご説明した通りです。

    楽天モバイル トップページ

     

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    消費パートナー回線エリア
    (5日間)

     

     

     

    そんな縮小傾向にあるパートナー回線エリアのためか、筆者が東京都内で楽天モバイルをデータ通信専用として1ヶ月使ったとしても、パートナー回線エリアの電波を掴むことはほとんどありません。しかし、長野県に滞在した5日間、筆者のiPhoneは度々パートナー回線エリアの電波を掴みました。

     

    「利用したパートナー回線エリア
       のデータ量はどれくらいだったのか?」

    my楽天モバイル

     

    my 楽天モバイルを確認してみると、「0.75GB」であることが確認できます。1日あたり、0.15GB、1ヶ月換算すると約4.5GB。上限の5GBまで、0.5GBしかありません。

     

    では、パートナー回線エリアを含めた、5日間の合計利用データ量はどうだったかというと、「12.58GB」という結果でした。

    my楽天モバイル

     

    5日間の滞在期間、筆者の場合はパートナー回線エリアに接続した時間はごくわずかでしたが、これがもし「常時パートナー回線エリアの電波しかつかまない地域」に住んでいる方で、筆者の様にネット検索、YouTube視聴をすると、あっという間に5GBのデータ量に達してしまいます。

     

    今回の記事でご紹介したように、「楽天モバイル公式のエリアMAPでは、(住んでいる地域が)楽天回線エリアであっても、実際に掴む電波はパートナー回線である」ということは、楽天モバイルを実際に契約して、使ってみないとわかりません。

     

    ですので、「試しに楽天モバイルを契約してみて、楽天回線エリアの電波をつかめないようであれば、解約」という方法も、少し手間ではありますが良い方法だと思います(ただし「契約→短期解約」の繰り返しはお勧めしません)。

    楽天モバイル、電波悪いと言われる理由

     

     

    携帯電話の電波を発信する基地局が足りないという点以外にも、楽天モバイルが国から割り当てられている電波の周波数にも、「楽天モバイル、電波悪い」と言われてしまう理由があります。

     

    プラチナバンドが無い楽天モバイル

    携帯電話に利用される電波の周波数は総務省からドコモなどの「通信キャリア」へ定期的に割り当てられます。

     

    周波数とは、電波の振動数(波)を表すもので、日本国内では3kHz〜300GHzの範囲で様々な通信(無線・ラジオ・FM放送など)を行うために電波は利用されています。

    携帯電話 周波数

    画像引用元:NTTドコモ公式サイト

     

    低い周波数ほど、伝送できる情報量は少なくなりますが、直進性が弱く、障害物にあたっても反射されにくい性質を持つため、障害物を周り混んだり、障害物を通り抜けたりすることができます。

     

    つまり、低い周波数帯の電波ほど、広範囲なエリアをカバーすることができ、少ない基地局数でサービス展開することができます。

     

    携帯電話に使われる電波の中でも「700MHz~900MHz」の周波数帯は広範囲なエリアに電波が広がる「プラチナバンド」と呼ばれ、ドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクの大手通信キャリア間ではこの「プラチナバンドをめぐる争奪戦」が繰り広げられてきました。

    ドコモ KDDI ソフトバンク 楽天モバイル 4キャリアの周波数

    画像引用元:総務省 楽天モバイル株式会社提出資料(5ページ目)

    こちらの図は2021年4月に楽天モバイルが総務省に提出した資料から抜粋したものになりますが、楽天モバイルにだけ、プラチナバンドが割り当てられていない、そして、割り当てられている周波数帯が少ない、ということにお気づきになるかと思います。

     

    「楽天モバイルの電波はつながりにくい」

     

    その原因をまとめると、

    1. 電波が建物内に入り込みやすい
      「プラチナバンド」が割り当てがない
    2. 電波を発信する基地局の数がまだ少ない
    3. auの電波を借りてサービス提供されている「パートナー回線エリア」が縮小傾向にある

    この3つが挙げられます。

     

     

    東京ではどうか?

    東京タワー

    楽天モバイルの電波が弱い、と言われる理由についてはここで述べたようなことが原因ですが、では東京で楽天モバイルを使った時はどうなのか?

     

    この記事を執筆している2022年7月8日現在、筆者はモバイルデータ通信用として利用していたSoftBankのメリハリ無制限を6月に解約したため、現在は楽天モバイルの回線をモバイルデータ通信として使っています。

     

    筆者の場合、自宅、通勤中、オフィス内では(通信速度は速いとは言えませんが)繋がることがほとんどですし、パートナー回線エリアにつながることもありません。YouTubeも普通に視聴できます。

     

    ですが、ランチでよく利用する近くの飲食店(地下1階)では、まず楽天モバイルの電波はつながりません。この飲食店に行く時は、別に契約しているLINEMO ミニプランのeSIMにモバイルデータ通信を切り替えて凌ぎます。

     

    また、使う場所問わず、楽天モバイルの回線をモバイルデータ通信に設定している場合、ゲームアプリなどは「接続が不安定のため、再接続します」というメッセージがでてきたり、例えばシューティングゲームだと、画面をタップして弾丸を発射させようとしても、弾丸が発射されるまで一瞬タイムラグが発生してしまうため上手く敵機を撃破できない、と言った遅延も生じることが多いです。

     

    東京(弊社オフィス内)での通信速度については、別記事楽天モバイル LINEMO 乗り換え比較 メリット・デメリットにてご紹介していますので、ご興味のある方はこちらも合わせてご確認ください。

     

    楽天モバイルサービスエリア

     

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    ★LINEMOという選択肢もあり

    ソフトバンクの「LINEMO」のミニプランLINEMOバナーは月間利用可能データ量3GBで990円(税込)というプランを打ち出しており、楽天モバイルとLINEMOは比較されるケースもあります。

     

    LINEMO

     

     

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    楽天モバイル口コミ


     

     

    楽天モバイルが合っている人

    楽天モバイル iPhone

    • データ無制限で使いたい人
    • 楽天回線エリアに繋がる人
    • ゲームアプリなどを利用して、
      通信が途切れてもさほど気にしない人

     

    PROFILE

    吉田 裕紀

    Yuki Yoshida

    長野県出身。2009年「株式会社ディ・ポップス」に入社。NTTドコモ、au、ソフトバンクなど様々な通信キャリアを取り扱う携帯ショップ「TOP1」やワイモバイルショップにて11年間携帯電話の販売に従事。
    現在はコンテンツマーケティング部署に所属。現場の経験を活かし、「携帯電話料金プランについてわかりやすい記事を書き、わかりやすく情報を発信する」をモットーに、日々売り場からの声や、最新の携帯電話に関する情報を収集し、記事の執筆にあたっている。

     

     

    関連情報

     

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