
いつがいい? スマホ機種変更の時期と注意点
(2021年10月1日更新)
【プロが解説】スマホ機種変更の時期と注意点
iPhone 13シリーズが発売されました。
新型iPhoneの登場を心待ちにしていた方がいる一方、旧型iPhoneの値下がりの時期を伺っていた方もいるはずです。
新型iPhoneが発売されるこの時期は、機種変更をする方が増える時期でもありますが、
- 機種変更のタイミングがわからない
- 機種変更の時期を誤ってしまった
という方が増える時期でもあります。
そういったケースを防ぐために、今回の記事は、ドコモ、au、ソフトバンクの契約者の方にとっての
「機種変更(買い替え)のベストなタイミング」について解説していきます。
目次
【ドコモ】機種変更のタイミング
(基本)前回機種変更から25ヶ月目
今、お持ちのスマホを何年前に購入されたか、にもよりますが、基本は前回機種変更から2年経った時期が機種変更の良きタイミングと言えます。
まず最初に、2019年6月1日に開始された「スマホおかえしプログラム」という機種の購入方法で機種変更された方を例に解説します。
●2019年6月1日以降に購入した場合
(スマホおかえしプログラム加入時は)
機種購入から25ヶ月目がベストタイミング。
スマホおかえしプログラムとは、対象の機種を36回分割で購入し、24回目の支払いを終えて、その機種をドコモに返却すると、機種の本体価格の最大12回分の分割支払金の支払いが不要になる購入方法です。
2019年6月1日以降にドコモ取扱店または、ドコモオンラインショップでドコモのスマホを36分割で購入した方のほとんどはスマホおかえしプログラムに加入している方が多いと思われます。
例えば、2019年10月に、36回分割、スマホおかえしプログラムに加入してiPhone 11 64GBを購入したと仮定しましょう。
本体価格79,200円(税込)これを36分割した場合の毎月の支払いは2,200円(税込)。24回分支払ったとすると、本体支払額は52,800円(税込)(2,200円×24回)となり、ここでiPhone 11をドコモに返却すれば、26,400円(税込)の支払いが免除されます。
24回の支払いが終われば、残りの支払い金額は免除されますので、24回目の支払いを終わった直後、つまり購入から25ヶ月目の2021年10月が機種変更の良きタイミングとなります。
(スマホおかえしプログラムの場合、支払いは契約の翌月を1回目とするため)
●2019年5月31日以前に購入した場合
機種変更したい時がベストタイミング。
身も蓋もない答えで申し訳ないのですが、2019年5月31日以前にドコモの機種を契約された方は、機種変更したい時に機種変更しても良いでしょう。
というのも、2019年5月31日以前にドコモの機種を分割で購入された方は、2021年10月1日現在ではスマホ本体の分割金は残っていません。24回払いが支払いの最大回数だからです。
そのため、以前の機種の分割金を払いつつ、新しい機種を使うという状況を免れます。
●更新月は気にしなくて良い
2年以上前にドコモを契約された方の中には、「今使っているスマホの分割金が支払い終わった月、つまり「更新月」に機種変更しないと、違約金がかかると思っている方が非常に多いです。
しかし、機種変更に関しては、いつ機種変更しても違約金がかかることはありません。
違約金がかかるケースはあくまでも、更新月以外に解約をしたり、他社に乗り換えたりした時だけです。
ですので、安心して機種変更をしてください。
●ただし、docomo withには少し注意
機種変更をしなければ、そして指定された料金プランからプラン変更をしなければ、永年1,650円(税込)の割引を受けることができる「docomo with」というプランがあります。
このプランは2019年5月31日に新規申込み受付は終了しましたが、docomo withを契約している方で、
・シンプルプラン(スマホ)(1078円)
・spモード(330円)
・シェアオプション(550円)
という契約をしていると、308円(税込)でスマホを持つことができます。
1,078円+330円+550円-1,650円=308円(税込)
(ただし、シェアパックを組んでいる状態なので、シェアグループの代表回線に別途パケット料金の請求はいきます)
auの場合は
このケースに当てはまる方はそこまで多くはありませんが、一度条件から外れたプランにすると、再度docomo withにすることはできませんので、注意してください。
●月々サポートはもう廃止された
ドコモのスマホを購入すると24ヶ月にわたって毎月の料金から割引がされる「月々サポート」は2019年5月31日をもって廃止されました。
月々サポートがあった最後の月である、2019年5月から2年以上経過しているため、「割引がなくなるので機種変更しにくい」という問題もなくなりました。
機種変更は25ヶ月目がベスト
機種変更は分割金が終わればOK
【au】機種変更のタイミング
本体代金の分割支払金を払い終えた時
または
25ヶ月目
スマホを返却することにより、スマホの分割金の支払い負担額を軽減させるキャンペーンはauにもあります。
そのキャンペーンは「アップグレードプログラム(複数あり)」「かえトクプログラム」と呼ばれ、いくつか種類はありますが、auのスマホを分割購入した方の多くは、何かしらのプログラムに加入しています。
2021年10月1日現在、スマホの分割支払金の残金を免除するアップグレードプログラムは、48回分割、スマホの購入から25ヶ月目に機種変更し、スマホを返却、というものが主流です。
※スマホ購入から13ヶ月目に機種変更し、スマホを返却すれば分割支払金の残金が免除されるものもありますが、それらは新規申込み終了から既に2年経過しており、有用性がないためここでは扱いません。
※「かえトクプログラム」はサービス開始が2020年2月で、スマホ購入から13ヶ月目にスマホを返却しても分割支払金の最終回分が免除されますが、24回分の支払いは必須なので、今回は扱いません。
●まずはMy auで確認すべき
auの場合は、仕組みが複雑なので、
・分割回数
・支払済回数
これらについて、My auにて確認されることをおすすめします。
1.My auにログイン
2.ご契約情報をタップ
3.「アップグレード」の欄の詳細をタップ
(アップグレードプログラム
未加入の場合は非表示)
●アップグレードプログラムに
非加入だったら
分割支払い金を払い終えた時がベストタイミング。
auの場合、スマホの分割払いにおいては、数年前から36回払い、48回払いがあります。
アップグレードプログラムに加入していない状況かつ、48回払いを選択している状況で、スマホ購入から2年目に機種変更してしまうと、分割支払金が残った状況で新しいスマホを使うことになってしまいます。
ですので、アップグレードプログラムに非加入だった場合は分割支払金を払い終えてから機種変更することをおすすめします。
●アップグレードプログラムNX以外
のプログラムに加入していたら
機種変更したい時がベストタイミング。
アップグレードプログラムは合計6種類ありますが、「アップグレードプログラムNX」以外のアップグレードプログラムに加入している状態であれば、いつ機種変更しても大丈夫です。
(スマホ端末の返却は必須です)
分割回数が24回に設定されているアップグレードプログラムは、もはや分割支払金の免除はできませんが、分割回数が48回のアップグレードプログラムの場合だと話が変わってきます。
例えば「アップグレードプログラムDX」に加入しており、分割支払金が残っている状況であれば、早めにアップグレードプログラムを利用して機種変更をした方が受けられる分割支払金免除の金額は大きくなります。
アップグレードプログラムは非常に複雑な仕組みですが、別記事au わかりやすく解説する機種変更のタイミングに詳しく解説していますので、アップグレードプログラムに加入している可能性がある方は、こちらも合わせてお読みになってみてください。
●更新月は気にしなくて良い
ドコモ同様、機種変更に関しては2年契約の更新月を気にする必要はありません。いつ機種変更しても違約金がかかることはないので、大丈夫です。
【ソフトバンク】機種変更のタイミング
本体代金の分割支払金を払い終えた時
または
25ヶ月目
ソフトバンクの機種変更のタイミングも、auに似ています。
48回分割、スマホの購入から25ヶ月目に機種変更、スマホ本体を返却すると、残りの分割支払金が免除されるサービスとして、
・半額サポート
・トクするサポート(≒半額サポート+)
の2つがあります。
※半額サポート+は2019年9月13日にサービス開始されましたが、約1ヶ月後の2019年10月10日に名称が「トクするサポート」に変わったため、この記事では同一のものとします。
※この2つ以外にも2020年3月に提供が開始された「トクするサポート+」というサービスがあります。
トクするサポート+もスマホ購入から13ヶ月目に機種変更をし、スマホを返却すれば分割支払い金の残金が免除されますが、24回分までの差額は前倒しで支払う必要があるため、今回は扱いません。
●まずはMy SoftBankで確認すべき
ソフトバンクで確認すべきことは次の3つです。
・分割回数
・支払済回数
こちらのMy SoftBankからログインをし、トップページを確認して頂くと、半額サポート、半額サポート+、トクするサポートの加入有無、利用期間を調べることができます。
●サポートに非加入だったら
分割支払い金を払い終えた時がベストタイミング。
半額サポート、トクするサポートはスマホ購入時に48回払いを選択していないと加入できません。(24回払いだと加入不可)
サポートに加入していなかった場合は、分割支払金を払い終えた時が機種変更の良きタイミングと言えます。
●半額サポートに加入していたら
機種変更したい時がベストタイミング。
対象機種
・iPhone 6(32GB)
・iPhone 6S(32GB)
・iPhone SE
・iPhone 7
・iPhone 7 Plus
・iPhone 8
・iPhone 8 Plus
・iPhone X
・iPhone XR
・iPhone XS
・iPhone XS Maxなど
半額サポートの受付期間は
2017年9月22日から2019年9月12日まででした。
受付終了から既に25ヶ月経過した今となっては、機種変更は好きなタイミングで実行して良いでしょう。
ただし、半額サポートは、スマホ購入から25ヶ月を過ぎてから時間が経過するにつれ、支払い免除される分割支払金額は減っていきます。
ですので、(分割支払金が残っている状態で)スマホを返却して機種変更をしようとするのであれば、早めに機種変更されることをおすすめします。
●トクするサポートに加入していたら
スマホ購入から25ヶ月後がベストタイミング。
対象機種
・iPhone 7
・iPhone 8
・iPhone XR
・iPhone Xs
・iPhone Xs Max
・iPhone 11
・iPhone 11 Pro
・iPhone 11 Pro Max など
トクするサポートに加入している方の多くは、今後「25ヶ月」を迎える方が増えてきます。ご自身の契約を定期的にチェックして、機種変更のタイミングを逃さないようにしましょう。
●更新月は気にしなくて良い
ドコモ、au同様、機種変更に関しては2年契約の更新月を気にする必要はありません。ですので、いつ機種変更しても違約金がかかることはないので、大丈夫です。
【まとめ】機種変更のタイミングと事前にやっておくべきこと
データ移行準備(LINEなど)
この「スマホ 機種変更のタイミング」の記事を初公開した2020年8月から1年以上経った、2021年10月現在、ドコモショップなどの携帯ショップでも有料ですがデータ移行のサポートサービスが始まりました。
ですが、アプリのデータを全て移行してもらえるとは限りませんし、余計な料金がかかってしまうのも事実です。
ですので、Apple ID、Googleアカウント、電話帳、LINEなどのアプリのデータなどのバックアップは、機種変更前に済ませておきましょう。
携帯ショップが空いている時期
「携帯ショップはいついっても混んでいる」そういったイメージをお持ちの方も多いと思います。
しかし、ショップの立地条件にもよりますが、行く時期、時間帯を見極めれば、驚くほど空いており、待たずに契約できるケースがあります。
空いている時期は?→2月、6月、7月、(8月)
これらの月には共通点がありますが、何かお分かりでしょうか?
答えは、1年のうち、「携帯業界においては」大きなイベント・行事が少ない月です。
勿論6月、7月にかけては「ボーナスが出たから新しいスマホに機種変更する」という方もおり、ショップ行く人も増えるかもしれません。
しかし、それよりも新型iPhone発売月である9月、年末商戦期の12月、新生活需要・学割需要が高まる3月の方が携帯電話を買い換えようという方が増え、必然的にショップは混む傾向があります。
※8月はお盆の時期にあたるため、混む店舗もある一方、都心にある店舗は比較的空いているところもあります
空いている曜日・時間帯は?→平日、午後から夕方までの時間帯
これは、他の小売業と似ているかもしれません。仕事が終わってから、あるいは土日にしか携帯ショップに行けないという方がほとんどでしょう。
ただ、シフト制の職種の方で、平日に休みがとれる方は、平日の午後の時間帯にショップに行かれることをお勧めします。
「どうしても、平日、ショップの営業時間にしかショップに行けない」「土日にしかショップに行けないけど、待たされたくない」という方は、事前に来店予約をとりましょう。
※ドコモショップに関しては、完全予約制になっておりショップに行かれる際は、事前に予約が必要となりました。
NTTドコモ 来店予約
また、解約手続き等のために来店する方もいるため、月末も混む日が多いです。
スマホの買い時
スマホの調子が悪くなってきた時
日常生活でのスマホ利用に支障をきたす時、「携帯ショップに修理に出す」という選択肢もあります。
しかし、修理に出しても、動作が改善されなかったり、携帯ショップでも修理対応ができないこともあります。
具体的には、
・スマホの「頭脳」であるOSが古くて、更新が出来なくなった時
・写真などのデータを保存する「ストレージ」がいっぱいになった時
・スマホのモデルが古い為、ショップでの修理が非対応になった時
こうなると自分で対処する方法もありますが、面倒なことは、したくない。今すぐに使いづらいスマホを変えたいという方は機種変更するのも良いです。
新機種発売直後の旧機種の値下がり時期
iPhone 13シリーズ登場後の今がこの時期にあたります。
ただし、狙い目はiPhoneだけではありません。
10年前に比べると、メディア等で大々的に取り上げられる機会は減ったかもしれませんが、Androidの場合でも、各通信キャリアの「夏モデル」「冬モデル」の発表時期にも注目してみてください。
一般的には、各通信キャリアはこの新機種の発表と同時に、旧機種の値下げをすることがあります。
こういうケースでも、旧Androidモデルは値下がりする傾向にありますので、逐一チェックして機種変更のタイミングをキャッチするのも良いでしょう。
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